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触り心地を感じとる皮膚細胞(メルケル細胞)の機能を解明/慶應義塾大学

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の仲谷正史訪問研究員とコロンビア大学のEllen Lumpkin 教授らによる研究グループは、「やさしく押された」皮膚の感覚を脳に伝達する上で、表皮メルケル細胞が重要な役割を果たしていることを明らかにしました。

触覚は五感の中で研究の進捗が最も遅れている分野です。これまで、メルケル細胞が生体触覚センサとして働き、皮膚に触れた情報を脳に伝えていると考えられてはいましたが、そのメカニズムは明らかになっていませんでした。今回の研究で明らかになったメルケル細胞の基礎知見を応用することで、医療現場における触診を手助けする高精度な触覚センサの開発促進や触り心地を自在に再現する触感ディスプレイの技術開発に結びつくことが期待されています。
本研究成果は、2014 年4 月6 日、英国科学誌「Nature」オンライン速報版(下記URL)に公開されました

※詳細は下記URLをご参照ください
◎慶應義塾大学 2014年4月9日発表
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2014/kr7a4300000dbkbp-att/140409_1.pdf

◎慶應義塾大学 オフィシャルサイト
http://www.keio.ac.jp/

◎英国科学誌「Nature」オンライン速報版 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature13250.html

2014年04月10日 10:54

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