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乳児の夜泣きを緩和する乳酸菌 LR92、フェムテック市場に向けて販売を強化/DKSH ジャパン

DKSH ジャパン株式会社は、日本国内総代理店を務めるCSL (Centro Sperimentale del Latte)の保有する乳酸菌株 Limosilactobacillus reuteri LR92 を妊娠後期の女性が摂取することで生まれてきた乳児のコリック(夜泣き等の原因不明で激しく泣く状態)が抑えられるというエビデンスを元に、市場拡大が予想されるフェムテック領域への販促強化を目指します。

生後間もない乳児が何をしても泣き止まない、毎晩夜泣きをする、といった激しい啼泣には多くの母親が悩まされています。乳児の激しい啼泣が原因となり、母親が睡眠不足や精神的疲労によりうつ状態に陥ってしまうことは珍しいことではなく、社会全体で考えていくべき深刻な課題であるといえます。健康で成長に問題のない乳児が何時間も原因不明で泣き止まない状態はコリック(infant colic、乳児疝痛)と名付けられており、泣いている時間や頻度により診断基準が設けられています。海外ではこのコリックに関する臨床試験が進んでおり、その原因の1つとして、腸内細菌のバランスの乱れによって乳児がお腹に激しい痛みを感じて泣いていると考えられています。

コリックの重症度の評価には以下の国際的診断基準である Rome IV の診断基準を用いました。

[ コリック診断基準 ]
グレード 0 : 目立ったコリック状態が見られない
グレード 1 : 1 日 3 時間未満、週 3 日未満の原因不明のコリック
グレード 2 : 1 日 3 時間以上、週 3 日未満の原因不明のコリック
グレード 3 : 1 日 3 時間以上、週 3 日以上の原因不明のコリック

今回の臨床試験の結果、妊娠後期の妊婦が LR92 を摂取することで、生まれてきた乳児におけるコリックの発生率が減少することが確認されました。試験に参加した母親のうち、プラセボを摂取した母親71 名中、23 名(32.4%)の母親から生まれた乳児にはコリックが認められませんでした。一方、LR92を摂取した母親 74 名中、39 名(52.7%)の母親から生まれた乳児にはコリックが認められず、プラセボ摂取群よりもコリックを発症しにくいことが明らかとなりました。

また、同臨床試験において、母親の LR92 の摂取は、自然分娩、帝王切開どちらのケースにおいて生まれた乳児に対しても効果が確認されています。

Rome IV の診断基準に従い、プラセボ摂取群、および LR92 摂取群の母親から生まれた乳児のコリックの症状を分類した結果は以下となります。

[ プラセボ摂取群 n=71 ]
グレード 0 : 23 (32.4%)
グレード 1 : 18 (25.4%)
グレード 2 : 20 (28.2%)
グレード 3 : 10 (14.0%)

[ LR92 摂取群 n=74 ]
グレード 0 : 39 (52.7%)
グレード 1 : 18 (24.3%)
グレード 2 : 9 (12.2%)
グレード 3 : 8 (10.8%)

LR92 の摂取が乳児のコリック抑制につながる理由としては、消化管機能の成熟や安定化、腸内細菌叢の発達を促すこと、さらには GABA の産生促進による興奮緩和などが考えられています。

また、妊娠中のプロバイオティクス摂取に関する安全性については、いくつかの臨床試験で確認されており、さらに妊娠合併症(高血圧症、糖尿病など)や膣感染症の予防、母体、および乳児の体重増加サポート、出生後の小児疾患予防といったメリットも認められています。

LR92 は、出産前の妊婦が摂取することで、生まれてくる乳児のコリック(夜泣き等の原因不明で激しく泣く状態)が緩和されるという臨床試験データを保有した非常に珍しい乳酸菌です。妊娠中の女性が健康管理の一環として乳酸菌を摂取することで、生まれてくる乳児の腸管機能や腸内細菌叢の成熟のサポート、さらにはその後の育児におけるコリック緩和といったメリットにも期待することができるフェムテック市場へ向けた素材です。

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■ CSL について
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CSL(Centro Sperimentale del Latte)は、イタリアの企業グループ Sacco System に属しており、食品、機能性食品、医薬品原料において卓越したバイオテクノロジーを有するイタリア最大のプロバイオティクスメーカーです。興業の祖 Leo Vesely 博士の教えに沿い、CSL では 1948 年以来、高濃度かつ安定化を特徴とするプロバイオティクスの研究・開発・製造・販売を行っており、ヨーロッパ最大規模の菌株コレクションを保有しております。Sacco との統合以降は、6,000 以上もの微生物菌株の製造が可能になりました。これらの微生物菌株は Sacco 内で保管されており、胃腸・婦人科・口腔・呼吸器・尿路・アレルギー・免疫機能・ダイエットやスポーツといった様々な分野で使用されています。

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■ DKSH ジャパンについて
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日本において DKSH は、DKSH ジャパン株式会社、および DKSH マーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社で構成されています。両社は、世界 36 のマーケットに 870 拠点を有するスイスのグローバル企業「DKSH グループ」の一員です。1865 年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を源流として、日本の産業と文化の発展に貢献してきました。現在、DKSHジャパンは「生産資材事業部門」を、DKSH マーケットエクスパンションサービスジャパンは「消費財事業部門」、「テクノロジー事業部門」の 2 つの事業部門を展開しています。生産資材事業部門は、「食品・飲料」「医薬品」「化学品」「パーソナルケア」の 4 分野の原材料とファインケミカルを取り扱っております。

【詳細は下記URLをご参照ください】
DKSH ジャパン株式会社  2022年5月10日PDF発表
DKSH ジャパン株式会社  公式サイト

2022年05月10日 17:01

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