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20代~50代女性の4人に1人が春に肩こり!『春の3大負荷により肩こり人口が増加!?』

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「血めぐり研究会 supported by Kao」は、『血めぐり』に関する調査(2011年1月実施/1都3県在住20~64歳の女性900名対象)を実施し、20代~50代の女性の4人に1人が、春先に肩こりに悩まされていることが判明した事をお知らせいたします。

研究会の代表である東京女子医大附属青山自然医療研究所クリニック所長・川嶋 朗 先生は、次のようにコメントしています。

「春に肩こりを感じる人が多いのは、血めぐりの悪さに原因があります。春は1年を通じて血めぐりを悪くする事象が多くみられる季節です。その代表として、“激しい気温差”、“花粉症”、“環境の変化”の3つが挙げられます。春の肩こり対策としては、身体を温めることが大切です。身体の熱の逃げやすいポイントを温めたり、お風呂で40℃未満のお湯に20分程つかるなどのケアは、日常できる血めぐりを良くする効果的な対処法です。」

■20代~30代の女性の4人に1人が「春先に肩こりを感じている」!!

2011年1月に血めぐり研究会が行った調査によると、20~60代の女性900人のうち、特に20~50代は「冬から春の季節の変わり目に身体や肌の不調を感じている」割合は全体で6割もいることが明らかになっています。また、「春に感じる身体の不快な症状」について聞いたところ、4人1人の女性が「肩こり」と回答しています。冬に引き続き、冷えやストレスを感じやすい春に肩こりに悩まされる傾向にあります。

<グラフ画像>
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■季節の変わり目の悩ましい肩こりは、春の“3大負荷”によるものだった!!

肩こりは、血めぐりが悪いと現れる症状のひとつです。では、なぜ血めぐりが悪いと肩こりが起きるのでしょうか。それは、同じ姿勢を続けたり、運動不足により、筋繊維の1本1本に平行して走っている毛細血管がつぶれた状態になると血めぐりが悪くなり、疲労物質や発痛物質が溜まり、こりや痛みが発生するためです。さらに、血めぐりを悪化させる春特有の事象として以下の3つが挙げられます。

(1) 激しい気温差
~気温に反した春の薄着で身体が反応できない。
春は「三寒四温」と言われるように、一週間/一日の気温差が激しい季節になります。それにも関わらず、店頭や雑誌では1月から春のファッションが主となり、3月頃には気温が低い日でも薄着の女性が多く見受けられます。冬以上にダイレクトに寒さを感じることで、より身体が冷えて血めぐりが悪くなり、肩こりの症状を感じやすくなることが懸念されます。

(2) 花粉症
~「ぼーっとする」、「だるい」花粉症の症状は身体に負荷をかける
2012年の花粉は例年より少ないということが既に言われているようですが、花粉症によるくしゃみや鼻づまり症状が集中力を低下させ、ストレスを感じ易くなることがあります。ストレスは、血めぐりを悪化させるため、肩こりを感じる人が多くなることが予想されます。
血めぐりが悪くなると、痛みや疲れのもと(発痛物質)がたまりやすくなります。

(3) 環境の変化
~慣れない環境でのストレスは、身体を緊張させる。
春といえば、卒業/入社/異動/転勤といった環境の変化が多くなります。その変化に対応するために身体はストレスを感じ、交感神経が優位の状態になってしまいます。そうなると、体は“戦闘モード”となり末端まで血液がめぐらず、肩こりを感じやすくなってしまいます。

血めぐり研究会では、この春の“3大負荷”による肩こりの日常できる気軽な対処法として、身体を温めることを推奨しています。

■春の“3大負荷”による肩こりは、身体を温める血めぐりケアで改善!
温めポイントとお風呂で実践しよう!
(1) 薄手のストールやカーディガンを常に携帯
温熱シートなども活用すればより効果的に!
肩こりを感じると肩付近だけのケアに集中しがちですが、肩こりは、身体全体の血めぐりが悪くなっているために現れる症状のひとつです。春は特に気温の変動が激しい季節ですので、少しでも寒さを感じたら、熱が逃げやすい首にストールを巻いたり、カーディガンを一枚多く羽織ることで“冷え”対策を心がけましょう。また、肌に直接貼るタイプの温熱シートなどを、首の付け根や腰などに貼るのも効果的です。下図の“温めポイント”を参考に服装に合わせた温め方でファッションを楽しむ工夫をしてください。

<温めポイント>
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(2) “お風呂”でストレスや冷えを感じた身体を一気に解決!
40℃未満のお湯に20分程入ることで、体はリラックスモードになり、さらに温熱効果により血めぐりがアップすることで肩こりをほぐすのも効果的です。お風呂につかれずシャワーのみの時は、シャワーを浴びた後、髪を乾かす時の“ドライヤーお灸”(*)もおススメです。“ドライヤーお灸”とは、ドライヤーの弱モードで、上図の“温めポイント”を温めることで血めぐりをよくする対処法です。気温が暖かくなるにつれ、入浴回数が減ってしまう傾向にありますが、不調を感じやすい季節こそ、身近な「お風呂」を活用してみてください。炭酸効果のある入浴剤や香りつきのオイルなどで変化を楽しむのもオススメです。

(*) ドライヤーは皮膚から10~15cmほど離れたところからあてましょう。時間は、長くても1カ所1~2分程度です。顔、粘膜、傷口、皮膚のトラブルのある箇所は避けてください。同じ箇所にあて続けるとやけどの恐れがあるので注意しましょう。ドライヤーお灸は、必ず自分自身で行うことで加減を調整してください。熱さの感覚がわかりづらい人や、妊娠中の方は控えてください。

■「血めぐり研究会 supported by Kao」とは

「血めぐり研究会 supported by Kao」は、2007年発足以来、「現代女性のさまざまな身体の不調、美容の悩みは、冷え、そして血めぐり(血行)不良から引き起こされることが多い」という観点から、血めぐりを大切と思う医師や企業が集まって、血めぐりの改善に役立つ情報を、公式サイトを中心に、女性を対象とした各種イベントなどを開催しながら「温活」((1)カラダを温める食べ物をとる、(2)軽い運動をする、(3)カラダの外から温める)を推奨しています。
2007年11月には、株式会社永谷園、株式会社スポーツビズ、養命酒製造株式会社の3社が、さらに2007年10月にはパナソニック株式会社が参入し、各社の協力を得ながら「血めぐり」に関する知見などを蓄積しています。
2010年には公式サイトhttp://chimeguri.com/ を立ち上げ、女性の美容と健康に関する情報を集約しています。

血めぐり研究会とは
http://chimeguri.com/info/

2012年04月02日 15:48

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