健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

弘前大学と共同研究講座「食と健康 科学講座」を開設/ハウス食品

国立大学法人弘前大学と、ハウス食品グループ本社株式会社は、2018 年 6 月 1 日付で、共同研究講座『食と健康科学講座』を開設し、6 月 6 日に弘前大学において開講式を執り行いました。同講座において、食習慣による健康増進効果について、医学的な観点から共同研究を進めます。

■講座開設の背景
弘前大学 COI※1 では、これまでに 10 年以上続けてきた「岩木健康増進プロジェクト※2」の健康ビッグデータをベースに予防医療に焦点を当て、研究を進めています。

また、ハウス食品グループ本社(株)においても「『食で健康』クオリティ企業への変革」を中期計画のスローガンに掲げ、健康に関する新たな価値を提案する取組を進めています。

同講座では、岩木健康増進プロジェクトの健康ビッグデータを活用し、食生活と様々な健康指標との関連性を解明し、健康寿命延伸につながる食習慣を明らかにしていきます。

特に近年の超高齢社会において、認知症といった疾患や、さらにはフレイルと呼ばれる虚弱状態が問題となっており、こうした社会課題に対してエビデンスをもとにした食のスタイルを提案していきます。

■共同研究講座の概要
<講座名>『食と健康 科学講座』

<メンバー構成>
特任教授:中路 重之(弘前大学大学院医学研究科)
教 授:井原 一成(弘前大学大学院医学研究科)
助 教:沢田かほり(弘前大学大学院医学研究科)
特任助教:山本 佳弘(ハウス食品グループ本社(株)研究開発本部)

<契約期間>2018年6月1日 ? 2021年5月31日

<設置場所>
弘前大学大学院医学研究科附属脳神経血管病態研究施設内(青森県弘前市在府町5)

※1 弘前大学 COI

革新的イノベーション創出プログラム「COI STREAM」とは、“10 年後の理想とする社会”(将来像)からバックキャスティング(振り返り)した研究活動を行い、創出された新しい成果を社会実装させることで大きなイノベーションを起こすために長期間(最大9年間)の研究を支援する文部科学省・JST(科学技術振興機構)のプログラムです。

弘前大学 COI は、全国 12 の拠点(平成 25 年時点)の一つに採択されたものであり、青森県弘前市岩木地区で十数年間実施してきた「岩木健康増進プロジェクト」の 2,000 項目にわたる超多項目健康ビッグデータを解析することで、認知症・生活習慣病などの早期発見を可能にし、予防方法の創出と検証を行い、その成果を社会実装することを目指しています。

※2 岩木健康増進プロジェクト
弘前大学が青森県弘前市岩木地区で 2005 年から実施している健康調査で、約 2000 項目という世界に例のない膨大な検査項目を設けることで、巨大な健康ビッグデータを記録しています。

【詳細は下記URLをご参照ください】
ハウス食品グループ本社株式会社  2018年6月7日【PDF】発表
ハウス食品グループ本社株式会社   ホームページ
国立大学法人弘前大学     ホームページ

2018年06月08日 13:52

関連記事