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商品開発×クラウドファンディング

年間400億円超の市場を「新商品のテストマーケティング」に活用する

 

「新商品を開発した。でも、本当に売れるのだろうか?」
これは、化粧品や健康食品の商品開発に携わる企業にとって、避けて通れない問題ではないでしょうか。
どれだけ魅力的な成分を採用しても、どれだけこだわった処方を開発しても、消費者が実際にお金を払ってくれるかどうかは、商品を市場に出してみなければ分かりません。
しかも商品を発売するためには、処方開発だけではなく、容器、パッケージ、デザイン、製造、広告、ECサイトなど、さまざまな準備と費用が必要です。

「売れると思って作った。しかし在庫が残ってしまった」

 

そんな商品開発のリスクを少しでも減らす方法として、改めて注目したいのがクラウドファンディングです。

 

そもそもクラウドファンディングとは?

 

クラウドファンディングというと、
「インターネットで資金を集めるもの」
というイメージを持っている方も多いでしょう。

しかし、商品開発という視点から見ると、それだけではありません。
購入型クラウドファンディングの国内市場は、コロナ禍で注目された2020年以降も一定の規模を維持し、2022年以降は年間400億円台で推移。2026年も1〜5月で約178億円、単純年換算では約428億円規模となっています。

もはやクラウドファンディングは、一部のベンチャー企業だけが利用する特殊な資金調達方法ではなく、新しい商品を消費者に直接問いかけることのできる巨大な「テスト市場」の一つと考えることができます。

 

「売る場所」ではなく「売れるか確かめる場所」

 

ここが、商品開発企業にとって重要なポイントです。
例えば、新商品を開発するとしましょう。
つまり、
作る → 売る → 結果を見る
という従来の商品開発から、
企画する → 市場に問いかける → 反応を見る → 改善する → 本格展開する
という商品開発へ変えることができるのです。

 

「アンケート」と「実際に買う」は違う

 

ここで重要なのが、一般的な市場調査との違いです。
例えば、新しい化粧水についてアンケートを行い、
「この商品を使ってみたいですか?」
と質問したところ、80%の人が「使ってみたい」と回答したとします。

しかし、それだけで商品が売れるとは限りません。
「使ってみたい」と「3,980円を払って実際に購入する」の間には、大きな違いがあるからです。

 

クラウドファンディングでは、商品コンセプトを提示したうえで、実際の購入という行動を通じて市場の反応を見ることができます。
「欲しいですか?」と聞くのではなく、「実際に買ってもらえるか」を確かめる。
ここに商品開発における大きな価値があります。

 

OEMメーカーにとっても大きな可能性

 

そして、この仕組みはブランドやメーカーだけのものではありません。
化粧品OEMメーカーにとっても活用の可能性があります。

これまでOEMメーカーの役割は、ブランド側から依頼を受け、
企画 → 処方開発 → 試作 → 製造 → 納品
までを担うことが中心でした。

しかし、ブランド側が本当に知りたいのは、その先です。
「この商品は売れるのか?」
OEMメーカーとブランド・メーカーが商品企画の段階から連携し、クラウドファンディングを活用して市場の反応を確認する。
反応が良ければ本格生産・拡販へ進み、想定と違えばコンセプトや価格、訴求方法などを見直す。

そう考えるとクラウドファンディングは、単なる資金調達の仕組みではありません。
商品を売る場所であると同時に、商品を市場と一緒に育てるための「テストマーケティングの場」として捉えることができます。

では、実際にどのように活用できるのでしょうか。
次回は「新しい化粧水を開発する」というケースを例に、その流れを5つのSTEPで考えてみましょう。

「こんな商品でもできる?」という段階からお気軽にご相談ください。

  • 取引先から新商品の相談を受けている
  • 良い処方や素材はあるが、どう商品化すればよいか分からない
  • 商品はあるが、本格生産する前に市場の反応を確かめたい
  • クラウドファンディングに興味はあるが、自社商品に向いているか分からない
  • クラファン後に小売店や量販店などへ広げていきたい

このような段階でも構いません。
商品が完成してからクラウドファンディングを考えるのではなく、企画段階から「誰に・何を・どう売るか」を一緒に考えることで、クラウドファンディングを市場検証の場として活用できます。

OEMメーカー、化粧品メーカー、原料メーカーなど、それぞれの立場に合わせて活用方法を考えることができます。
「この商品でもできるだろうか?」という段階から、お気軽にご相談ください。

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< 取材協力 >

クラウドファンディング活用プロジェクト代表
橋本

プロフィール

クラウドファンディングを活用した新商品の市場開拓・マーケティング支援を手がける。
Makuake、CAMPFIREなどを活用したプロジェクトを多数支援し、過去5年間で累計2億円を超える支援実績を持つ。
商品コンセプトや販売戦略の設計から、クリエイティブ制作、広告・PR、プロジェクト運営まで幅広くサポート。
クラウドファンディングを単なる資金調達や先行販売ではなく、「消費者の反応を確かめるテストマーケティングの場」として活用している。
さらに、クラウドファンディングで得られた売上実績や顧客の反応、レビューなどを活かし、テスト販売で終わらせることなく、量販店をはじめとする一般流通への販路拡大も多数支援。
「市場で試す」から「本格的に広げる」まで、一貫した商品育成・販売支援に取り組んでいる。