国民健康・栄養調査について
目 的
健康増進法(平成14年法律第103号)に基づき、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得る
調査客体
平成21年国民生活基礎調査により設定された単位区から無作為抽出した300単位区内の世帯(約6,000世帯)及び当該世帯の1歳以上の世帯員(約18,000人)
調査項目
[身体状況調査]身長、体重、腹囲、血圧、血液検査、歩数、問診(服薬状況、運動)
[栄養摂取状況調査]食品摂取量、栄養素等摂取量、食事状況(欠食、外食等)
[生活習慣調査]食生活、身体活動・運動、休養(睡眠)、飲酒、喫煙、歯の健康等に関する生活習慣全般
*平成21年の重点項目 「健康日本21」における「歯の健康」、「食生活」
調査結果の概要
(1) 歯の健康に関する状況
- 80歳(75歳~84歳)で自分の歯が20本以上ある人は4人に1人。子どものむし歯予防対策も大幅に向上 -
・ 自分の歯が20本以上ある人は、「80歳(75歳~84歳)」で26.8%。前回調査(平成16年、以下同じ)に比べ、3.8ポイント増加。(P3)
・ 何でもかんで食べることができる人は、「70歳以上」で59.2%。前回調査と比べ、4.8ポイントの増加。(P5)
・ むし歯予防にフッ化物を歯に塗ってもらったことのある幼児(1~5歳)は57.6%、フッ化物配合の歯磨剤を使用している学齢期の子ども(6~14歳)は86.3%。前回調査と比べ、それぞれ14.7ポイント、29.8ポイントと大幅に増加。(P6)
(2) 朝食の習慣、体重管理に関する状況
– 朝食を食べない人は、朝食の欠食が子どもの頃から習慣化している。朝食を食べるために必要なことは「早く寝る、よく眠る」 –
・ 習慣的に朝食をほとんど食べない人は、男性10.7%、女性6.0%。男女とも20歳代(男性21.0%、女性14.3%)、30歳代(男性21.4%、女性10.6%)では比率が高くなっている。(P8)
・ 習慣的に朝食をとらない人のうち、その習慣が「小学校」又は「中学、高校」の頃から始まった人は、男性32.7%、女性25.2%。さらに、朝食を毎日食べるつもりがない人は、男性38.1%、女性30.3%。(P9)
・ 習慣的に朝食をとらない人が、朝食を食べるために必要なことは、男女とも「早く寝る、よく眠る」が最も多い(男性29.8%、女性31.0%)。男性は女性に比べ、「家族や周りの人の支援」(男性18.6%、女性6.3%)、「残業時間の短縮など労働環境の改善」(男性17.7%、女性8.4%)との回答も多い。(P10)
– 体重管理を心掛けている人は男性で7割、女性で8割。しかし、メタボリックシンドローム予防・改善のための食事や運動をしている人は3割に満たない –
・ 体重管理を実践しようと心がけている人は、男性67.8%、女性75.6%で、前回調査(平成16年)に比べ男性で7.0ポイント、女性で5.8ポイント増加。(P11)
・ メタボリックシンドロームの予防や改善のための食事や運動の実践状況は、男性27.5%、女性24.2%。(P13)
※印刷用PDFファイルは、こちらから御覧になれます。
トピックス(PDF:269KB)
全体版(PDF:864KB)
詳細版:表紙(PDF:77KB)
詳細版:調査の概要(P1~2)(PDF:219KB)
詳細版:歯の健康に関する状況(P3~7)(PDF:265KB)
詳細版:朝食の習慣、体重管理等に関する状況(P8~16)(PDF:325KB)
詳細版:食生活・運動に関する状況(P17~27)(PDF:400KB)
詳細版:たばこ、飲酒に関する状況(P28~31)(PDF:188KB)
詳細版:睡眠・休養に関する状況(P32~33)(PDF:163KB)
昭和22年~平成19年までの国民健康・栄養調査報告が御覧いただけます。