「一般社団法人日本コンタクトレンズ協会」より
平成26年5月22日付の国民生活センターによるカラーコンタクトレンズ(以下カラーCL)の安全性に関する調査結果及び要望内容につきまして、一般社団法人日本コンタクトレンズ協会(以下当協会)は、CLの正しい普及を目指す立場から、真摯に受け止め、以下の通り5つの基本方針を基に対応することをお約束いたします。
1.製品の品質管理の徹底を図るため、当協会の会員のうちカラーCLを含むすべてのCLを取り扱う製造販売業者又は製造業者に対し、品質管理の自己点検を要請し、その結果について速やかな報告を求め、結果を公表し、改善に努めること。
2.より良い商品開発は会員企業の使命であり、既存商品の性能や特性に満足することなく、消費者の利便性の向上と安心安全を確保するため、より優れた性能とより高い安全性を求め、迅速な商品開発に努めること。
3.流通のコンプライアンスの向上を図るべき、当協会のCLの販売自主基準を見直し、眼科医の処方・指示に基づく販売と消費者の適正使用に必要かつ十分な情報提供を行うよう、適正販売の徹底に努めること。
4.広告の適正化を図るため、特にカラーCLの着色等の広告がエビデンスに基づく適切な広告であるか会員企業に自己点検を要請し、その結果について速やかな報告を求め、結果を公表し、改善に努めると共に、当協会の広告自主基準の遵守に努めること。
5.当協会は、CLの正しい普及を協会の理念とし、従前よりCLの眼障害防止のため、安全啓発活動を重視した活動を行ってきた結果、CLの眼障害率の確実な低減に貢献してきました。特にカラーCLについてもその眼障害の主要な原因は、国民生活センターの使用者の実態調査で明らかなようにカラーCL購入者の低質なコンプライアンスにあると考えており、今後行政と一層の連携を図りながら、幅広い日本の消費者に対し、繰り返し安全啓発を訴求する活動の強化に努めること。
以上、当協会は上記方針の下、カラーCLを含むCL及びケア用品の安全性確保のため、最善を尽くす所存であり、今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
一般社団法人日本コンタクトレンズ協会 会長 田中 英成
※詳細は下記URLをご参照ください
◎カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も- 「業界の意見」「業界の対応」追加(2014年9月9日)/国民生活センター 2014年9月9日発表
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140522_1.html#gyokai20140909
◎国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/