2018年4月13日、厚生労働省(医薬・生活衛生局)は、「輸入食品に対する検査命令の実施(ガーナ産カカオ豆、その加工品)」を発表しました。
【 内 容 】
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輸入食品に対する検査命令の実施
(ガーナ産カカオ豆、その加工品)
本日、以下のとおり輸入者に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットに対する検査の義務づけ)を実施することとしたので、お知らせします。
・対象食品等
ガーナ産カカオ豆、その加工品(簡易な加工に限る。)
・検査の項目
フェンバレレート
検疫所におけるモニタリング検査の結果、ガーナ産生鮮カカオ豆から基準値を超えるフェンバレレートを検出したこ
・経 緯とから、検査命令を実施するもの。
<フェンバレレートについて>
1.農薬(殺虫剤)
2.許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、体重1kg当たり0.017 mg/日です。
3.体重60 kgの人が、フェンバレレートが 0.04 ppm残留したカカオ豆を毎日25.5 kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。
<違反の内容>
1.品名 : 生鮮カカオ豆
輸入者 : 伊藤忠食糧 株式会社
輸出 者 : COCOA MARKETING CO.(GH)LTD.
届出数量及び重量 : 800 バッグ 、 49,940.00 kg
検査結果 : フェンバレレート 0.04 ppm検出 (基準値 : 0.01 ppm)
届出先 : 神戸検疫所
日本への到着年月日 : 平成30年3月23日
違反確定日 : 平成30年4月10日
貨物の 措置状況 : 全量保管中
参考 : ガーナ産カカオ豆の輸入実績(平成29年4月1日から平成30年4月9日まで : 速報値)
年度/届出件数/届出重量(トン)/検査件数*/違反件数
平成29年/416/39,343/223/0
平成30年/40/3,647/1/1
* 残留農薬 (フェンバレレート) に係る検査
※平成29年6月21日付けで検査命令を解除し、同日以降実施していたモニタリング検査の強化中に違反が認められたため、検査命令を実施するもの。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・厚生労働省 2018年4月13日発表
・厚生労働省 公式サイト