(株)サイバーエージェント(東京都渋谷区、藤田晋社長)は2012年11月15日、都内で会見し、「Amebaはスマホのコミュニティ&ゲームプラットフォームとして生まれ変わります」と宣言。15日から1カ月にわたり30億円を投下した大キャンペーンを展開し、「Amebaスマホ」の認知向上を進めていく。
Amebaは、パソコンや携帯を中心にブログやアメーバピグなどネット上のコミュニケーションサービスとして成長してきた。そうした中で、スマホの普及に併せ、着々とスマホ向けサービス開発を進めてきた。
「スマホの利用者が急増する中、マスプロモーションに耐えうる普及台数を見計らいながらサービスの強化を進めてきた。ちょうど今がそのタイミング。大勝負をかけます」と同社藤田社長は、意気込みを語った。
昨年は、1266人の社員を新たに採用。そのほとんどを開発陣で固めた。若さと才能にあふれる新戦力が、5人から30人の規模でラインを立ち上げ、これまでに52のスマホアプリがサービスを開始した。あえて内製にこだわったオリジナリティにあふれるアプリの開発は、スマホサービスナンバーワンを目指す上でのこだわりでもある。
ひとりごとでゆるーくつながる「きいてよ! ミルチョ」、手つくり料理でつながる「ペコリ」、女性限定、完全匿名コミュニティ「ガールズトーク」など、多彩なコミュニティサイトが、ラインナップされる。早くも効果が表れ、開始から4カ月で利用者は232%となり、快調なスタートとなっている。
今後は、大々的なCM展開などでさらに認知度アップを図り、「Amebaスマホ」のブランディングを進め、スマホ市場でもAmeba旋風を巻き起こす。なお、CMは、放送作家の鈴木おさむ氏が企画・制作を担当。開発担当社員12人が登場する内容で、全15パターンが放映される。