株式会社ダイセルは、同社新井工場（新潟県妙高市）に銀ナノインクの量産設備を新設します。2018年10月に完成し、2019年1月に稼動を開始する予定です。
銀ナノインクとは、サイズをナノメートルに制御した銀粒子をインク化したもので、主にプリンテッドエレクトロニクス（電子デバイスの回路等を印刷で形成する工法）に使用されます。
同社の銀ナノインクはプラスチック基材でも適用可能な低温処理で低い抵抗値を発現することと、優れた印刷性を実現できることが特徴です。
現在、インクジェット印刷やスクリーン印刷など各種方式に最適化したサンプルを提供しており、すでにユーザー様との実用化に向けた検討を進めています。
このたび新設する量産設備は、年間数トンの生産能力を持ち、この設備の新設により、製品の供給に加え、開発サンプルにおいても製品同等の品質での提供が可能になります。
同社は今後、新たなニーズにさらに迅速に対応していくことで、お客様とともに新たな用途の開拓を進めます。
■リリースに関するお問い合わせ先
株式会社ダイセル
研究開発本部 先端材料企画部
03-6711-8162
【詳細は下記URLをご参照ください】
・株式会社ダイセル 2018年7月10日発表
・株式会社ダイセル ホームページ
