人工股関節置換術の失敗は手術エラーのケースが多い 【海外ニュース】

人工股関節置換術の失敗は手術エラーのケースが多い

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人工股関節置換術は、安全かつ長期的に股関節に関連する痛みを軽減する方法と考えられているが、絶対に失敗がないわけではない。失敗例では、多くがプロテーゼ(人工装具)の設計上の欠陥よりも手術上のエラーによるものであることが、新しい研究によって明らかにされた。

米国では、人工股関節置換術は人工膝関節置換術とともに、最も一般的な3大手術の1つとなっている。さらに、高齢者や若齢で手術を受ける患者、新しく改善された技術やテクニックなどの要因により、人工股関節置換術の頻度は著しく増加している。

今回の研究で、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)整形外科・保健政策准教授のKevin Bozic博士らは、人工股関節置換術失敗の主要な原因を評価するため、2005年10月~2006年12月に実施された、最初の人工股関節置換術が失敗 後に施行した再手術すべてに関するデータを含む全国的な病院調査の結果を分析。データ収集には、新しいより詳細な股関節置換の診断と処置に関するコード化 システムが用いられた。

調査の結果、5万1,000件以上の再手術が行われ、最も一般的なものは「人工股関節全置換術(THA)」であった。失敗の原因はインプラントの不 安定性または脱臼が最も多く約23%を占め、次いでインプラントの「機械的な緩み」が約20%、感染が15%であった。研究結果は、医学誌「The Journal of Bone and Joint Surgery(骨・関節手術)」1月号に掲載された。

Bozic氏は「今回の研究はこれまでにない大規模な全国的なデータベースから失敗の原因に関する情報を得たもの。人工股関節置換術の失敗はベアリ ング表面の摩耗が原因ではなく、ほとんどが手術テクニックに関連したものであり、埋め込みデバイス自体のものではないことが示唆された」と述べている。

米ベイラーBaylor大学メディカルセンター(ダラス)のJay Mabrey博士は「すばらしい研究である。プロテーゼよりもテクニックのほうが重要であることを示してもよい時期にきている。我々のように股関節や膝関 節の置換術を数多く行ってきた者にはわかっていたことだが、これまで誰もこの種の研究は行ってこなかった。患者は、埋め込むインプラントではなく手術を行 う医師に注意を払うべきである」と述べている。(HealthDay News 1月2日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=622686
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2009年1月13日 16:18 [医療全般]|[領域別疾患]

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