経口骨粗鬆(しょう)症治療薬による顎骨壊死は予想以上に多い 【海外ニュース】

経口骨粗鬆(しょう)症治療薬による顎骨壊死は予想以上に多い

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経口骨粗鬆(しょう)症治療薬として処方されることの多いビスホスフォネート製剤による顎骨壊死(osteonecrosis of the jaw)発症率は、これまで考えられていたよりも多いことが、新しい研究によって示唆された。同製剤は、骨粗鬆症患者の骨折リスクを低減し骨量を増加させ たり、がん)が骨転移した患者や多発性骨髄腫患者の骨の"ターンオーバー"を遅らせるために用いられる。

顎骨壊死は、疼痛や軟部組織の腫脹、感染、歯のぐらつき、骨の露出を特徴とし、その発現リスクは、ビスホスフォネート製剤の高用量静脈注射(静注) では高いが、経口剤では"ごくわずか"であるとされていた。米南カリフォルニア大学(USC)歯学部(ロサンゼルス)臨床歯科助教授のParish Sedghizadeh博士は、以前は年1回であった顎骨壊死の新規症例が週1~4回みられるようになったため、今回の研究に踏み切った。

歯学部の電子カルテデータベースを検索した結果、処方頻度の最も多い経口ビスホスフォネート製剤であるアレンドロン酸ナトリウム水和物(商品名: フォサマックなど)の服用患者208例中9例に進行中の顎骨壊死が認められ、有病率は約4%であった。全例、抜歯など何らかの歯科処置を行っており、顎骨 壊死は同薬を1年間服用した症例でも認められ、抜歯後の発症頻度が最も高かった。

Sedghizadeh氏は、同薬によって抜歯後の露出した骨に細菌が付着しやすくなると推測している。USC歯学部では現在、全例のスクリーニン グを実施しており、紹介受診の症例を除き合併症はみられないという。研究結果は、米国歯科医師会誌「JADA」1月1日号に掲載された。

米ユニバーシティ病院University Hospitalsケースメディカルセンター・マクドナルド女性病院(クリーブランド)のJames Liu博士は「今回の知見は経口ビスホスフォネート製剤を服用している女性に服用中止を促すものではなく、これまで考えられていたよりも副作用の発現頻度 が多いことを示したもの」と述べている。フォサマックを製造している米メルク社では「今回の研究は方法等に問題があり、データに信頼性がない。1万 7,000人以上の患者を対象とした比較試験で顎骨壊死は報告されていない」としている。(HealthDay News 1月1日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=622672
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2009年1月14日 16:39 [治療]

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