ウイルスが糖尿病発症の引き金に 【海外ニュース】

ウイルスが糖尿病発症の引き金に

嘔吐や下痢を引き起こす一般的なウイルスが、多くの糖尿病症例の引き金となることが、英国の研究者らによって示された。研究者らは、この知見によりワクチン開発の可能性が高まったとしている。

英BBCニュースによれば、欧州糖尿病研究協会(EASD)誌「Diabetologia」に掲載された(※掲載号不明)研究で、1型糖尿病小児患者の60%と2型糖尿病成人患者の40%に、膵臓のインスリン産生細胞にエンテロウイルス感染のエビデンス(科学的根拠)が認められたという。

糖尿病リスクには遺伝が大きな役割を果たすことが知られているが、ウイルス原因説も何十年も前から指摘されている。1型糖尿病は自己免疫疾患であるが、研究者らは、1型糖尿病の遺伝的素因を持つ小児では、エンテロウイルス感染がきっかけで免疫反応が起こり、同疾患に至る可能性があることを示唆している。

2型糖尿病は、成人の肥満と関連していることが多い。エンテロウイルス感染は、膵β(ベータ)細胞のインスリン産生能を阻害する可能性がある。英BBCニュースは「研究者らは、肥満患者ではインスリン必要量が多いことと合わせて、このこと(インスリン産生能の阻害)が糖尿病発症を引き起こす可能性があると述べている」と報告している。(HealthDay News 3月9日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=624886

2009年3月26日 10:25 [生活習慣病]

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