若年での離婚は年老いてからの離婚よりも健康に有害であり、これはおそらく高齢者が離婚によるストレスに対処するスキルを持っているためであることが、新しい研究で示唆された。
医学誌「Social Science & Medicine(社会科学と医学)」オンライン版に1月28日掲載された今回の研究で、米ミシガン州立大学(イーストランシング)社会学者のHui Liu氏は、「Americans' Changing Lives(米国人の変化する生活)」と呼ばれる長期の全国調査に参加した1,282人の健康に関する自己報告を分析し、15年間の研究期間中、婚姻を継続した被験者と離婚した被験者の健康状態を比較した。
研究の結果、1950年代に生まれた被験者では、35~41歳で離婚した被験者は44~50歳で離婚した被験者に比べて健康障害が多く、両群は婚姻を継続した被験者よりも健康障害が多かった。また、ベビーブーム世代はより高齢の世代よりも離婚による悪影響が大きかった。全体として研究期間中に離婚した被験者は離婚しなかった被験者に比べてより急速に健康が衰えた。ただし、研究期間中、離婚状態であった被験者の健康は、婚姻を継続した被験者と差がなかった。
Liu氏は「若年世代では離婚が多いため、ストレスは小さいと予測していた。しかし、より高齢の世代では、結婚や婚姻を維持するプレッシャーのほうが強いため、離婚はひどく不幸せな既婚者にみられ、結婚生活が終わるとやや安堵していた。これは、健康に影響を及ぼすのが結婚や離婚そのものではなく、結婚から離婚への移行過程にストレスが多く、健康を害することを示唆している」と述べている。(HealthDay News 2月13日)
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=661279
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