パナソニック エコシステムズ株式会社は、大同大学 情報学部 におい・かおり研究センター長 光田恵教授と共同で、水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水「ナノイー」を搭載した空気清浄機が、ペットショップの実空間で常時発生し続ける過酷な条件下でのペット臭に対して、脱臭効果があることを検証しました。
空前のペットブームと呼ばれる昨今、34.3%(※2)の方が家庭でペットを飼育しており、そのうちおよそ72%(※3)の方は室内で飼育されているという調査結果があります。飼い主と同じ住空間で暮らすことで、ペットの臭いに対する悩みごとが多く顕在化しています。(※4)
今回、パナソニック エコシステムズ株式会社では、実際に営業中のペットショップ2店舗の全面的な協力を得て、大同大学との共同研究により、空間臭、および布に付着する臭いに対し、帯電微粒子水「ナノイー」を搭載する空気清浄機が、過酷な条件下においても脱臭効果があることを検証いたしました。同社は今後とも、一歩先の室内空気質(IAQ※5)商品で、健康・快適な空間実現とCO2削減に貢献してまいります。
なお、今回の研究成果は2012年12月1日~2日に大同大学で開催される、第36回 人間-生活環境系シンポジウム(名古屋)にて発表する予定です。
■検証協力先
・ペットショップ:愛知県小牧市および岐阜県羽鳥郡岐南町のペットショップ2店舗
・臭気分析:学校法人 大同学園 大同大学 情報学部 におい・かおり研究センター
■検証方法
営業中のペットショップのバックヤードであるゲージ室において、空間臭および布に付着する臭いを対象に、帯電微粒子水「ナノイー」搭載空気清浄機を運転させた場合と、運転させなかった場合(自然放置)とで、1週間後の臭気濃度(※6)を比較しました。
■検証結果
帯電微粒子水「ナノイー」搭載空気清浄機を運転することにより、空間のペット臭は運転前に比べ、臭気濃度を14.4%(脱臭効率は85.6%)まで低減でき、布へのペット臭の付着は自然放置に比べ、臭気濃度を25.7%(抑制効率は74.3%)まで低減できることを確認しました。
※1:水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電した水微粒子
※2:内閣府世論調査 ペット飼育の有無
※3:富士経済 ペット関連市場の調査を実施
※4:アニコム損害保険株式会社 ペットのにおいに関する意識調査結果
※5:Indoor Air Qualityの略称で、健康に影響を及ぼす可能性のある環境因子を含めた建物内の空気の質
※6:臭気が感じられなくなるまで気体を希釈したときの希釈倍数
—詳細は関連資料をご覧ください—
【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn120509-1/jn120509-1.html
◎パナソニック エコシステムズ株式会社:公式サイト
http://panasonic.co.jp/es/peses/