女性の胸痛は心筋梗塞の指標にならず 【海外ニュース】

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女性の胸痛は心筋梗塞の指標にならず

20131211_w01.jpg心筋梗塞を起こしている女性は、男性と同じように胸痛を生じる傾向があるが、心筋梗塞であるかどうかを正確に診断するうえで、胸痛は役に立たないことを、スイス、バーゼル大学病院の研究グループが報告した。

グループが行った研究では、重症の胸痛により9カ所の救急外来のいずれかを受診した女性約800人、男性約1,700人を調査。実際に心筋梗塞だったのは女性では18%、男性では22%にとどまった。女性に着目し、胸痛の34種類の特徴(痛みの位置、放散痛の原因部位、痛みの種類、また、動きや呼吸などによって痛みが悪化するかなど)により心筋梗塞を判定できる可能性を評価した結果、ある程度の差は認められたものの、心筋梗塞の早期診断に利用するにはその差は小さすぎるという。

今回の研究は、救急外来(ER)の医師は心筋梗塞を診断する際、心電図や、心筋が損傷されたときに放出される蛋白であるトロポニンを調べる心筋トロポニン検査などの、具体的な心臓検査を行う必要があることを示す新たな根拠となるという。米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のSuzanne Steinbaum氏は、「医師はもっと積極的に心電図や心筋トロポニン検査を利用して心疾患を診断する必要がある。このような客観的なデータがなければ、原因が心臓にあると判断するのは極めて難しい」と指摘している。

しかし、この知見は医師にとって有用である一方、女性が本来なら病院で検査を受けるべき胸痛を軽視してしまうことにつながる可能性があると懸念する声もある。米ニューヨーク大学ランゴンメディカルセンター(ニューヨーク)のNieca Goldberg氏は、「胸痛がある場合、最も重要なことは、できる限り早急に病院に行くことである。心筋梗塞の症状が突然現れた場合は無視してはならない」と述べている。心筋梗塞患者の10人中9人は胸部の痛みや不快感を訴えるが、胸痛の原因はほかにも多数ある。さらに女性では、息切れ、吐き気、嘔吐、背中や首、顎の痛みなど、他の徴候がみられる比率も高い。

別の専門家は、今回の研究の被験者は女性が3分1だけで、さらに男性被験者よりも高齢である点を指摘し、「年齢自体がリスク評価を大きく変化させる。年齢、リスクファクター(危険因子)を一致させた男女での研究が必要」と述べている。

研究論文は、「JAMA Internal Medicine」オンライン版に11月25日掲載された。(HealthDay News 11月25日)

http://consumer.healthday.com/cardiovascular-health-information-20/heart-attack-news-357/women-s-chest-pain-not-reliable-as-predictor-of-heart-attack-study-682499.html
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2013年12月11日 15:30 [男性の健康]
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