過剰な飲酒は精子の数と質を低下させる 【海外ニュース】

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過剰な飲酒は精子の数と質を低下させる

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若い男性では、アルコールを多量に飲むほど精子の数と機能が低下することが新たな研究で示唆された。

この結果を受けて、米スタンフォード大学医学部助教授のMichael Eisenberg氏は「多くの研究で、過剰なアルコール摂取が健康全般によくないことが明らかにされているが、性と生殖の健康に対する影響を示した研究はこれまでほとんどなかった」と述べている。

今回の研究では、兵役への適正を判定する健康診断を受診した18~28歳のデンマーク人男性1,200人強を対象に、飲酒に関する質問票に記入してもらい、精液および血液を採取した。

その結果、精子濃度、総精子数および正常な精子の比率のいずれも、週に1単位(ビール1杯、ワイン1杯または蒸留酒ショットグラス1杯)しか飲まない人に比べ、週5単位以上飲酒する男性のほうが低かった。血液中のテストステロン量はアルコール摂取量が多いほど高かった。

精子の数と質の低下は、週25単位以上飲酒する男性で特に顕著だった。週40単位以上飲酒する群では、週1~5単位しか飲まない群に比べ、精子濃度が33%低かった。

一方、深酒(2時間で5単位以上の飲酒)による精子への影響は認められなかった。

研究を率いた南デンマーク大学教授Tina Kold Jensen氏は、この研究では食事、喫煙、体重などの因子についても考慮したが、アルコールと精子の変化の因果関係は明らかにできなかったと述べている。

米ヒューストン・メソジスト病院(ヒューストン)のMichael Heard氏によると、酒に酔うとコルチゾール、グルコース、インスリン、男性ホルモンなどの体内物質に変化が生じ、いずれも精子の質に影響を及ぼすという。この研究は「BMJ Open」10月2日号に掲載された。

別の研究では、多量のアルコール摂取がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染リスクの高さに関連することも明らかにされた。

1,300人を超える米国人男性を対象としたこの研究では、最も多量にアルコールを飲む群(1日10 g超)は、最も少ない群(1日0.1 g未満)に比べ、いずれかの種類のHPVを保有する比率が13%高く、がんに関連する種類のHPVを保有する比率は35%高いことがわかった。この研究は、「Sexually Transmitted Infections」に10月2日掲載された。 専門家らは、今回の知見はいずれも若い男性のアルコール摂取を制限する重要性を示すものだと指摘し、「飲酒はほどほどに」とアドバイスしている。(HealthDay News 10月2日)


http://consumer.healthday.com/general-health-information-16/misc-alcohol-news-13/too-much-alcohol-might-harm-young-men-s-sperm-692313.html
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2014年10月14日 14:37 [妊娠・出産・育児]|[男性の健康]
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