健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

還元型E-TEN と他の抗酸化物質の還元力を比較/ナックス

株式会社ナックスは、同社で開発した新素材「還元型E-TEN」と一般的な抗酸化物質の抗酸化作用と抗酸化力を検査機関で比較した結果を発表しました。抗酸化作用は、活性酸素から体を守ることを言います。 抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことですが、活性酸素は体内の酵素によって分解されます。

還元型E-TENとは、貝殻、真珠の真珠層、造礁サンゴ、骨又は卵殻を乾燥して得られた、カルシウム塩を主成分とするものを原料として、弊社ナックスの独自加工技術によりビタミン類などの抗酸化物質と同じ還元力を持つ原料です。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 還元型E-TENの還元力(実測値)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【NAD+試験に関して】
還元型E-TENの還元力を測定方法は、NAD+試験方法を用いて行いました。NADH水溶液は、340nm付近にてピークが出現し、NAD+水溶液は、340nm付近で存在しません。これによりNAD+水溶液と還元型E-TENを反応させた溶液は、下記の図でわかるように340nm付近でピークが存在しています。このことからNAD+水溶液がNADH水溶液に変化していることがわかります。このことから下記の反応式が成り立ち、また還元型E-TENが還元力があることが確認できます。

NAD+  + (2e- + H+) →  NADH

【還元型E-TENの実測値】
(実験条件)

(準備)
NAD+1mmol/L水溶液・・・・NAD+0.0663gを精製水100mlにて調整
NADH0.5mmol/L水溶液・・・NADH0.0035gを精製水10mlにて調整
NAD+1mmol/L水溶液15mlに還元型E-TEN0.03g投入した溶液
山梨県産業技術センターの紫外可視分光光度計(株式会社島津製作所)にて測定。結果は下記の通りになります。

下の図は、NAD+1mmol/L溶液の結果となります。NADHは、波長340nmの紫外線をよく吸収しますがNAD+は、波長340nmで吸収しないため、ピークが存在しない。
次にNADH0.5mmol/L水溶液は、波長340nmの紫外線をよく吸収するためピークが存在しています。

NAD+1mmol/L水溶液15mlに還元型E-TEN0.03g投入した溶液
NAD+1mmol/L水溶液15mlにビタミンC水溶液を投入した溶液
NAD+1mmol/L水溶液15mlにビタミンC水溶液+還元型E-TENを投入した溶液

NAD+ + (2e- + H+) → NADH
上記図より 還元型E-TENの還元力(電子量)は、 1.2×10の22乗 個 となります。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 還元型E-TENと他の抗酸化物質との比較
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
還元力(抗酸化作用)の測定は、還元型E-TENは、弱アルカリ性、抗酸化物質類は、酸性のため測定方法が異なります。そこで、他の抗酸化物質に関して完全に反応した場合の理論値を計算して還元型E-TENとの比較を行いました。L-アスコルビン酸(ビタミンC)の水溶性で強い還元能力を有し、スパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素水などの活性酸素類を消去します。
下記の図にて青丸で囲んだのがビタミンCの還元力を示すところです。

ビタミンCは、1分子に2個の電子(2e-)を有しています。分子量から求めると1g当たりのビタミンCの還元力(抗酸化力)は、 0.68×1022個 となります。

同様にレスベラトロール、αリポ酸、レチノール、ルテイン、アスタキサンチン、ビタミンEの化学式、分子量から算出し、還元型E-TENとそれぞれの抗酸化物質の還元力(抗酸化力)の比較を下記の表にまとめました。

品名 / 還元力(抗酸化力)
還元型E-TEN / 1.2×10の22乗
レスベラトロール / 0.78×10の22乗
L-アスコルビン酸 / 0.68×10の22乗
αリポ酸 / 0.29×10の22乗
レチノール / 0.21×10の22乗
ルテイン / 0.21×10の22乗
アスタキサンチン / 0.2×10の22乗
ビタミンE / 0.139×10の22乗

それぞれの抗酸化物質と比較してわかるように還元型E-TENの還元力が一番、数値が高いです。 下記のグラフは、還元型E-TENの還元力(抗酸化力)を100とした場合の数値となります。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ 還元型E-TENを既存サプリメントに添加した時の還元力(抗酸化力)の変化
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
下記の表に還元型E-TENを添加することによって還元電位をさげることができます。例えば、今現在、食品等で口に入れている食材の数値を下記に示します。

一般的、良いとされている食材、飲料水は低い還元電位(mV)を示します。
*還元電位はpHの影響もありますが低ければ低い程、還元力(還元体・抗酸化力)が強いです。

下記の表に既存サプリメントに還元型E-TENを添加した時の数値と変化を示します。数値が低ければ低い程、還元力があります。

【 マルチビタミンサプリメントの酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
マルチビタミン 還元型E-TEN添加無 / 131
マルチビタミン 還元型E-TEN 30%添加 / -369
マルチビタミン 還元型E-TEN 20%添加 / -74

【 マカ粉末含有食品 還元型E-TEN添加無 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
マカ粉末含有食品 還元型E-TEN 30%添加 / -209
マカ粉末含有食品 還元型E-TEN 20%添加 / -132
マカ粉末含有食品 還元型E-TEN 10%添加 / -90

【 妊活サプリメントの酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
妊活サプリメント 還元型E-TEN添加無 / 155
妊活サプリメント 還元型E-TEN 30%添加 / -279
妊活サプリメント 還元型E-TEN 20%添加 / -276
妊活サプリメント 還元型E-TEN 10%添加 / -193

【 スピルリナ酵素の酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
スピルリナ酵素 還元型E-TEN添加無 / 50
スピルリナ酵素 還元型E-TEN 30%添加 / -259
スピルリナ酵素 還元型E-TEN 20%添加 / -235
スピルリナ酵素 還元型E-TEN 10%添加 / -153

【 ブルーベリーエキス末の酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
ブルーベリーエキス末 還元型E-TEN添加無 / 50
ブルーベリーエキス末 還元型E-TEN 30%添加 / -279
ブルーベリーエキス末 還元型E-TEN 20%添加 / -267
ブルーベリーエキス末 還元型E-TEN 10%添加 / -233

【 肌ケアサプリメントの酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
肌ケアサプリメント 還元型E-TEN添加無 / 50
肌ケアサプリメント 還元型E-TEN 30%添加 / -340
肌ケアサプリメント 還元型E-TEN 20%添加 / -317
肌ケアサプリメント 還元型E-TEN 10%添加 / -260

【 ユーグレナの酸化還元電位の変化 】
品名 / 1時間後の酸化還元電位(mV)
ユーグレナ 還元型E-TEN添加無 / 24
ユーグレナ 還元型E-TEN 30%添加 / -240
ユーグレナ 還元型E-TEN 20%添加 / -210
ユーグレナ 還元型E-TEN 10%添加 / -175

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■ まとめ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
還元型E-TENは、他の抗酸化物質よりも還元力(抗酸化力)があることがわかります。また、既存サプリメントに還元型E-TENを配合することにより、既存サプリメントをより還元力を上げる原料(添加剤)としても使用できることがわかります。還元型E-TENを使用することにより、サプリメントの機能性及びサプリメントの効果(体感)を期待することができます。

【詳細は下記URLをご参照ください】
株式会社ナックス   2020年6月22日発表
株式会社ナックス   公式サイト

2020年07月08日 10:35

関連記事