1.発言要旨
まず、「美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント、~美しくなるはずが、予想外の腫れ、痛みに~」の公表についてです。
美容医療サービスに関する相談件数ですが、平成21年度から23年度の3年間で5,016件となっています。その中でも生命、身体に影響のある危害関連の相談件数は年々増加している状況です。そのため、消費者庁において、危害トラブルの実態を含めて、美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイントをまとめましたので、後ほど公表いたします。
この危害トラブルは、20代後半から30代前半の女性に多いため、今後このような層にピンポイントに伝わるような広報も検討していきます。皆様におかれましても、是非少しでも取り上げていただいて、多くの消費者に周知していただくように御協力をよろしくお願いしたいと思います。
具体的な内容につきましては、この会見の後に担当課より資料とともに説明をさせますので、詳細についてはその際にお尋ねいただきたいと思います。
2.質疑応答
問:NHKの三瓶ですが、最初の美容医療の件なのですけれども、なかなか男性だとちょっと分からないところがあるというか、よりきれいになりたいとか、若々しくいたいという部分は、長官、同じ女性として、何か共感するところがあれば、それは分かるのだけれども、是非注意をという、何か同性目線での注意をもう一度お願いしてよろしいでしょうか。
答:私も女性の端くれですので、やはり少しでもきれいになりたいとか、いつまでも若くありたいとかという気持ちはすごく分かります。ですから、医療機関にはそこにつけ込んで、本当にきちんと説明をしないまま施術するというようなことははやめていただきたいと思っています。
きちんと納得の上で、ある程度、リスクを伴うものだということを消費者に分かっていただければと思っています。脱毛ですとか、脂肪吸引ですとか、しみ取りですとか、二重まぶたの手術ですとか、女性にとっては、何とかしたいと思う気持ちはやはりあると思います。
※詳細は下記URLをご参照ください
◎阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成25年4月16日(火)14:00~14:14 於)消費者庁6階記者会見室)
★消費者庁 2013年4月24日発表 http://www.caa.go.jp/action/kaiken/c/130416c_kaiken.html