(消費者庁 2018年1月31日【PDF】発表)
消費者庁には、平成 22 年 12 月から平成 29 年 12 月末までに、医療機関ネットワーク事業の参画医療機関から、豆やナッツ類(例えば、大豆、ピーナッツなど)を原因とする子ども(14 歳以下)の誤嚥事故が、27 件報告されています。そのうち 20 件を3歳未満の事故が占めています。
奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではなく、気道も狭い子どもが豆やナッツ類を食べると、気道に入って気管支炎や肺炎を起こしたり、窒息したりするおそれがあります。豆やナッツ類の誤嚥は、事故報告件数は多くないものの、入院を要する例が16 件と全体(27 件)の約6割を占めています。誤嚥事故防止のため、主に以下のことに注意しましょう。
(1)豆やナッツ類は、3歳頃までは、食べさせないでください。・小さく砕いた豆やナッツ類も食べさせないでください。 ・兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べていても、食べさせないでください。
(2)少し大きい子どもの場合も、誤嚥をしないように、食べることに集中させ、落ち着いてゆっくりとかみ砕いて食べさせるようにしてください。
(3)節分の豆まきをした後は、子どもが拾って口に入れないように、豆の後片付けを徹底しましょう。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・消費者庁 2018年1月31日【PDF】発表
・消費者庁 公式サイト