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筋力トレーニング機器「ひざトレーナー」を発売/パナソニック

パナソニック株式会社は、久留米大学医学部 志波直人主任教授を中心とした研究グループが研究を進めてきたハイブリッドトレーニングと同社センシング技術を融合した筋力トレーニング機器「ひざトレーナー」を共同開発し、8月21日より発売します。

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内閣府の発表※によると、2025年には65歳以上の人口割合いが全人口の30%を超える見込みです。今後日本の高齢化がますます進む中、志波主任教授は脚力低下に悩む方へのお役立ちのために、2000年よりハイブリッドトレーニングの研究に着手されました。ハイブリッドトレーニングとは、人間の動作と電気刺激を融合させた新しいトレーニング方法です。同社(当時は松下電工)は、研究当初より試作モデルの回路設計を担当し、産学協同で開発を進めてきました。

また久留米大学とJAXA(宇宙航空研究開発機構)の共同研究として、国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟において、長期宇宙滞在における筋量低下への対処手法の検証実験が行われました。代表研究者である久留米大学 志波主任教授のハイブリッドトレーニングのコンセプトを取り入れた特殊な実験機器を使用した結果、機器は宇宙で支障なく使用でき、微小重力における筋肉萎縮の予防効果が期待できることを確かめました。また宇宙実験に先駆けて特殊環境である南極でも実験機器の操作性検証が行われました。

久留米大学と同社が研究を続ける中で、2010年からはハイブリッドトレーニングを搭載したひざ周りの筋力トレーニング機器の開発を行い、歩きながらひざ周りを効果的に鍛えることを目的とする機器の研究を積み重ねてきました。久留米大学では臨床評価において、3ヶ月の使用で効果が現れることも実証しました。

これらの研究の積み重ねで生まれた製品が「ひざトレーナー」です。「ひざトレーナー」を装着して歩くと、動作時の脚の動きをボディモーションセンサーがセンシングし、交互に伸びる筋肉に電気刺激がかかり通常歩行よりもひざ周りの前と後の筋肉を効果的に鍛えることができます。

「ひざトレーナー」は、歩行運動だけでは鍛えることが難しいひざ周りの筋肉を効果的に鍛えるだけでなく、ひざ関節に負担がかかる着地時にひざ周りの前と後の筋肉に同時に電気刺激をかけて、筋肉を安定させながら歩くことが可能です。脚力低下やひざに悩みをかかえる方、シニア層のお悩み事にアプローチし、無理のない歩行運動を応援します。

同社は同製品により、日常習慣の中で効果的にひざ周りの筋肉を鍛え、将来にわたって快適な自力歩行と年齢にとらわれず自由で生き生きとした生活を送る「エイジレス・ライフ」の支援を目指し、需要拡大を図ります。

<特長>
歩きながら、ひざ周りの筋力を効果的に鍛える
ひざ周りの筋肉を安定させながら、無理なく歩ける
状態に合わせて選べる6コースを搭載
※2 平成26年版高齢社会白書

※詳細は下記URLをご参照下さい
◎パナソニック株式会社 2015年5月29日発表
http://news.panasonic.com/press/news/data/2015/05/jn150529-1/jn150529-1.html

◎パナソニック株式会社 公式サイト
http://panasonic.co.jp/

2015年05月29日 14:04

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