医学博士 井上正康、はしだ眼科クリニック 橋田節子、秋葉原スキンクリニック 堀内祐紀、イメージコンサルタントの宮本雅恵の4名は、2017年2月21日(火)、目から入る紫外線による肌への影響および対策に関する啓発活動を行うプロジェクト『SHADE SKIN PROJECT』(シェイドスキンプロジェクト)を発足しました。
私たちの生活において、紫外線は屋外だけではなく屋内にもあり、肌老化などの影響を与えていることは広く知られていることから、多くの人が、太陽光などが肌へ直接当たらないように紫外線対策を行なっております。しかし、目から入る紫外線は白内障などの眼病を引き起こすだけでなく、肌のメラニンの生成の一因となることが明らかにされています。『SHADE SKIN PROJECT』は、この現象を「目肌焼け」と定義しました。
本プロジェクトでは、「目肌焼け」とその対策に関する周知活動を、眼科医・皮膚科医・研究者・イメージコンサルタントという専門家が、各分野からの視点を踏まえて行います。本プロジェクトが行った調査では、約6割の女性が「目肌焼け」の事実を知っていましたが、「目肌焼け」対策として効果的なサングラスの着用を日常的に実施している女性は、2割に満たないことが分かりました。
このような背景の中で発足した本プロジェクトでは、「目肌焼け」に関する様々な啓発を行い、より多くの方に大人の女性のキレイ肌のための情報発信ができるように活動してます。
■「目肌焼け」とは?
『SHADE SKIN PROJECT』では、肌には直接紫外線が当たっていなくても、目から入った紫外線が肌のメラニンの生成を促し、日焼けやシミの原因になることを「目肌焼け」と定義しました。そのメカニズムは、目から入った紫外線によって発生した角膜炎症が副腎皮質刺激ホルモンとメラノサイト刺激ホルモンを生成し、それらのホルモンが血中に流れることによって、メラニン産生細胞であるメラノサイトを刺激し、直接紫外線が当たっていない肌にもメラニンが生成されるというものです。
■「目肌焼け」に関する調査
『SHADE SKIN PROJECT』は、全国の20~50代の女性500人を対象とした「目肌焼け」に関する意識調査を実施いたしました。
・女性の約6割が、本プロジェクトが定義した「目肌焼け」について認知はしているが、
「目肌焼け」を含めた紫外線対策として、サングラスを着用している女性は2割未満。
「あなたは目から入る紫外線が肌のメラニンの生成を促し日焼けやシミの原因になることをご存知でしたか」と伺ったところ、「よく知っている14.2%」「何となく知っている45.8%」と6割の女性が「知っている」と回答しました。しかし、普段紫外線対策をしていると答えた313人の女性に、その具体的な紫外線対策を伺ったところ、「目肌焼け」対策に効果的なサングラスを着用している方は3割未満に留まりました。紫外線対策をしていない女性を含めると、実に8割以上の女性が、「目肌焼け」への効果的な対策ができていないことが分かりました。
【詳細は下記URLをご参照下さい】
・シェイドスキンプロジェクト 2017年2月21日発表
・シェイドスキンプロジェクト 公式サイト