JARO(公益社団法人 日本広告審査機構、以下JARO)は、2023年6月1日に公式サイト上で、2022年度(2022年4月~2023年3月)にJAROに寄せられた苦情の受付状況をまとめたPDFファイル(9ページ)を公表しました。
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【2022 年度の審査状況(概要)】
◎総受付件数 12,030 件、前年度比 87.4%
◎苦情・業種別:化粧品、健康食品減少の一方、「医薬部外品」は過去最多
◎苦情・媒体別:「インターネット」が減少
◎「見解」26 件 対応力強化のため新たに「事務局文書発信」も実施
【2022 年度のトピックス】
◎定期購入など価格表示に関する「見解」が 14 件
◎月額制のように誤認させる役務提供
◎不適切な No.1 表示「見解」8 件に含まれる
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■ 総受付件数 12,030 件、前年度比 87.4%
2022 年度(2022 年 4 月~2023 年 3 月)に受け付けた苦情・照会などの総件数は 12,030 件で、前年度比 87.4%と 1 割余り減少した。その内訳は、「苦情」9,206 件(前年度比 89.2%)、広告への好評な意見である「称賛」18 件(同163.6%)、主に事業者からの広告制作等の相談である「照会」2,136 件(同 80.1%)、「JARO 関連」の意見・問い合わせ 95 件(同 80.5%)、「広告以外」575 件(同 87.8%)だった。苦情は 1,113 件減少したが、近年増加傾向にあった幾つかの業種・媒体で減少が見られた。
業種では「化粧品」332 件減、「電子書籍・ビデオ・音楽配信」102 件減、「オンラインゲーム」252 件減など、媒体では「インターネット」778 件減、「ラジオ」108 件減など、受付経路別では「オンライン」1,149 件減などである。コロナ関連の苦情も減少した(555 件→245 件)。また、2019 年度ごろから急増していた不適切なインターネット上の広告・表示も件数自体は減少した。しかし、不適切なものは商材や販売方法を変えて依然として寄せられている。
【詳細は下記URLをご参照ください】
・2022年度苦情の受付状況まとめ【PDF】 2023年6月1日JARO発表
・JARO(公益社団法人 日本広告審査機構) 公式