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一般向け初の活動量計を新発売

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(株)タニタ(東京都板橋区、谷田千里社長)は、2009年4月1日より、活動量計「カロリズム」の販売を開始した。一般生活者向けでは初の製品となる。
同製品は、一日の総消費エネルギー(カロリー)量と身体活動の状態をグラフィカルに表示できる活動量計。3D(3軸加速度)センサーと独自のアルゴリズムの開発により、わずかな身体活動も消費エネルギーとして計測可能とした。
その精度は、世界トップレベルといわれる測定精度を誇るエネルギー代謝測定器の「ヒューマンカロリーメーター」との相関が0.907というすぐれもの。呼気分析法(間接熱量測定)のデータ、3Dセンサーから得られるデータ、体組成情報などの個人登録データを組み合わせることで、高精度の活動量測定を実現する。
「これまでにも活動量計はありましたが、大半が業務用。一般向けでは初、となるこの製品をより多くの方に使っていただき、活動量計というカテゴリーを一般に認知させるとともに新たな市場開拓を図っていきたい」と同社ヘルスケア事業部商品企画課は、その展望を語る。
一般的な消費エネルギー計測機器としては、歩数計などがあるが、表示できるのは総エネルギーのわずか十数パーセントといわれる。一方、同機器では、生活の中のわずかな活動も測定し、日常における消費カロリーのほとんどを計測・表示するので、摂取分も含め「カロリー」をしっかりと意識させる。
例えば、主婦ならアイロン掛け、洗濯、庭いじり、サラリーマンならデスクワーク、営業活動など、さまざまなシーンでその消費カロリーを計測・表示する。従って、その時点での摂取カロリーへの意識も高まり、個人でもより効果的な健康管理を行うことができる。
また、表示項目は総消費エネルギー、安静時代謝量、活動エネルギー量、脂肪燃焼量、歩数、歩行距離、メッツ、エクササイズなど多様で、好みや目的に応じて切り替えが可能。さらに1時間ごとの活動量をグラフ表示するなど、楽しみながら活用できる工夫も満載されている。

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使い方は、胸ポケットに入れるか付属のクリップで胸元にとめるだけ。使用前に個人データの入力などの設定が必要だが、一度行えば以降は不要。なお、メーンはあくまでも日常生活レベルの活動量測定で、野球やサッカー、陸上などアスリートの使用には適さない。
ターゲットは、健康志向の高い40代男女、ダイエット志向の女性、アクティブシニアなどで、2009年度3万台の販売を計画する。税込の実勢販売価格は8,000円前後。カラーはメタリックブラックとパールホワイトの2種類。将来的には、パソコンや同社の会員制健康管理サービス「からだカルテ」などとの接続を前提とした通信機能装備タイプなどの開発を予定する。
2009年04月01日 18:54