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睡眠にコラーゲンが美肌に好影響

(株)ファンケル(本社神奈川県横浜市、代表取締役社長執行役員:成松義文)は、肌に関する研究の一環として、短時間睡眠後の肌の状態と、トリペプチド高含有コラーゲンペプチド(以下、HTCコラーゲン)とビタミンCを摂取した場合の肌への影響について検証した。その結果、短時間の睡眠でも肌の状態が改善することを確認し、またHTCコラーゲンとビタミンCの摂取によってその改善がより顕著になる可能性が示唆された。

試験は、20歳から52歳(平均年齢37 歳)の健康な成人女性20人を対象にクロスオーバー二重盲検法で実施。統一した夕食後に睡眠前の肌測定を行い、その後「HTC飲料(HTCコラーゲン2600mg、ビタミンC 250mg、野菜ジュース100ml)」または「コントロール飲料(野菜ジュース100ml)」を摂取してもらい、3時間の睡眠後、再度肌測定を行なった。

その結果、HTC飲料、コントロール飲料いずれを飲んだ場合でも、睡眠前に比べ睡眠後の頬の角層水分量は有意に上昇し、その角層水分量の上昇はHTC飲料を摂取した場合のほうが、より顕著であることが確認された。

さらに、同試験では、被験者の方の就寝時刻を、1時半から3時まで10分ずつずらしているが、睡眠後の角層水分量の上昇量(⊿角層水分量=睡眠後角層水分量-睡眠前角層水分量)は就寝時刻と相関が見られ、同じ3時間の睡眠でも就寝時刻が早いほど水分量の上昇量が多いことが示された。またHTC飲料摂取時のほうがより強い相関が見られた。

これらのことから、3時間という短時間の睡眠によっても角層の水分量が上昇し、睡眠前にHTCコラーゲンおよびビタミンCを摂取することによって、より顕著になることが示唆された。また、同じ睡眠時間でも、就寝時刻が早いほど角層の水分量が上昇しやすい可能性も示された。

このことは、わずか3時間の睡眠でも肌の状態が改善していることを明確に示したもので、肌にとって睡眠は大事であるということを科学的に証明するとともに、睡眠前にHTCコラーゲンおよびビタミンCを摂取することで、より肌状態が改善することを示したといえる。

睡眠が肌に与える影響は多くの人が実感し、健康な肌を保つために睡眠は重要視されているが、睡眠による肌状態の変化を科学的に証明しているデータは多くない。一方、同社は美肌研究の一環として、より機能性の優れたコラーゲンペプチドとしてHTCコラーゲンの機能性研究を進めており、ヒト試験においてHTCコラーゲンとビタミンCの10週間連続摂取が、皮膚中のコラーゲン量を増加させることを臨床試験で確認している。

今回の試験は短時間(3時間)の睡眠による肌状態の変化を確認すると共に、睡眠前にHTCコラーゲンを摂取した場合の肌へ与える影響を検証するものとなっている。

 

2009年04月30日 14:25