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ビーティフィックが三輪サイエンスよりNARL超音波ライセンスを取得

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日本製エレクトロポレーション導入機の開発で、エステ・メディカル市場から注目を集める㈱ビーティフィック(本社/大阪市中央区 中西博文社長)が、NARL(ナール)超音波の発見により世界5カ国で特許を取得し日本においても大ヒット商品となったNARL超音波製品のライセンサーである㈱三輪サイエンス(本社/川崎市宮前区)との間で、同特許に基づくEMS機能付業務用痩身機に関するライセンスを取得した。

三輪サイエンスからの同社へのライセンス供与により開発が進むのが、世界初のNARL超音波&EMS機能付複合業務用機「NARL P SLIM ・ PRO(ナールピースリム・プロ)」で、6月中旬の発売を予定しているという。

同機は標準装備として、超音波素子6つを配置したLパッドを4枚と超音波素子2つを配置したSパッドを4枚で構成されており、それぞれNARL超音波とEMSの単独出力及び同時出力が可能とされている。更にオプションで用意されるLパッド4枚、Sパッド4枚を追加装備することで、最大Lパッド8枚、Sパッド8枚での施術が可能となる。

また、各パッドが連結できる構造となっていること、従来は超音波伝播目的のジェルを媒質として使用していたが、施術効率と衛生面の向上を目的として新たに「水溶性ジェルシート」を開発したことで、施術が飛躍的にスマートかつ効率的になったという。

NARL(ナール)超音波とは「Nor Adrenalin Release(ノル アドレナリン リリース:ノルアドレナリンを放出する)」の略語で、故三輪博秀工学博士が発見した周波数517KHz、強度110m W/cm²の微弱な超音波。この微弱な超音波を身体に照射させると照射部位の交感神経末端が刺激され、脳信号を介することなく脂肪分解ホルモンであるノルアドレナリンを局所的に分泌させることができ、これにより脂肪細胞が遊離脂肪酸に分解。従来不可能とされていた部分痩身が現実のものとなった。

 

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この発見は、三輪博士が6大学3医療機関の協力を得て実施した基礎研究と実用化実験によってその効果が実証され、国内外の学会でもその理論と実証効果が多数発表されている。既に日本、アメリカ、中国、韓国、カナダで特許が成立済みだ。現在、国内においては、NARL超音波単機能の業務用機が全国のエステティックサロンのみならず、多くの医療機関で導入実績を誇っている。また、個人用としてもライセンシーの開発・製造により、エステ店販並びに通信販売ルートで販売され、ヒット商品となった。

 

同社では、ナールピースリムの流通について、従来のエステルートへの導入はもちろん、特定検診に対する指導プログラムメニューの1つとして、医療機関における自由診療分野への導入も視野に入れており、既に提携医療機関において本機を用いた治験も準備に入ったとしている。

ナールピースリム・プロの価格は、250万円(税抜)、サロン価は175万円(税抜)。

 

2009年05月15日 18:44