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放射線測定器に注文殺到

福島第一原発事故により周辺で高い放射線量が検出されている影響で、関東エリアでも3月15日になって通常より高い放射線が検出されるなど、不安が拡がる中、放射線測定器に注文が殺到。品切れ状態となる店舗が相次いでいる。

多くは簡易タイプのもので、価格は定価で概ね5万から20万円前後。あるネット販売業者は「福島第一原発事故の影響などで注文が殺到し、在庫がなく全ての注文をキャンセルいただいている」と告知している。

こうした品薄状況に乗じ、ネット上で高値出品している輩もいるという。なお、放射線量については、東京都はネット配信を活用し、観測数値を公開。個人レベルでも測定器を設置し、サイトで公開しているものなどがあるようである。

首都圏、関東圏では、きょうになって最大放射線量の数値上昇が認められ、通常の数倍から数十倍量の放射線が確認されている。数値的には健康被害はないレベルであり、現状では全く心配はないが、原発の事故処理は予断を許さない状態にあり、安心は出来ない。今後の風向きにも注意が必要だ。

放射線が飛散している際の対処の仕方などについては、厚労省が独立行政法人放射線医学総合研究所のサイトを通じ公開している。それによると、野外では帽子やマスクなどを着用し、できるだけ肌の露出を控える、タオルや木綿のハンカチを折って水で濡らし、固く絞り口や鼻を保護する、などが有効という。

2011年03月15日 15:29