健康食品や医薬品などをインターネットで販売するケンコーコムは2011年4月15日、「2011年3月 月間売れ筋商品ランキング」を発表した。結果はやはり、東日本大震災の影響を反映するものとなった。
総合1位は、「クリスタルガイザー」。そのほか、健康食品で「ファイン根昆布 エキス粒 うす塩味」、フードで「クリスタルガイザー」、介護で「非常用トイレセルレット」、スポーツで「イワタニカセットガスセ」、ホーム&キッチンで「イワタニカセットガスカセットフーエコ」が各1位となった。
同社によれば、クリスタルガイザーの総合一位は通常でもよくあるが、「イワタニカセットガスセ」、ホーム&キッチンで「イワタニカセットガスカセットフーエコ」が、ランクインすることはあまりなく、非常時の防災グッズとして購入した消費者の動向ではないかと推定している。
水については、放射性物質の検出がありニーズが増大、昆布は放射性ヨウ素の対策になるとの説もあり、急激に需要が増したようだ。ドラッグストアの3月売上は、リアルの店舗でも例年以上に客足が増したといわれており、一般家庭用品から防災グッズ、医薬品に至るまで品揃えが豊富な“街の便利屋さん”的位置付けがいっそう際立つ結果を象徴する形となった。