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『ポテインR』の食事量抑制作用メカニズムに関する新たな知見を確認

(株)東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『ポテインR』の食事量抑制作用メカニズムに関する新たな知見を確認。食品の機能性に関する国際会議「2011 International Conference on Food Factors」(11月20日~23日=台湾・台北)で発表した。

『ポテインR』は同社の独自素材で、北海道産のジャガイモを原料とする機能性食品素材。満腹感を高め、食べ過ぎを防ぐことがこれまでにわかっている。

北海道大学大学院農学研究院原博教授および比良徹助教との共同研究においては、すでに同素材のin vivoにおける満腹ホルモン(cholecystokinin;CCK)[注①]分泌促進作用を確認し「日本農芸化学会2011年度大会」にで発表している。

<発表骨子>

絶食させた雄性ラットに、水(対照群)、『ポテインR』溶液(ポテインR群)、または『ポテインR』溶液と同時にCCK受容体遮断薬[注②](ポテインR+CCK受容体遮断薬群)を投与し、投与直後に給餌を開始、6時間後の食事量を測定した。

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その結果、『ポテインR』溶液の投与により食事量は有意に低下し、『ポテインR』の食事量抑制作用が確認された。一方、『ポテインR』溶液と同時にCCK受容体遮断薬を投与すると、『ポテインR』の食事量抑制作用が消失した(グラフ参照)。

このことから、『ポテインR』の食事量抑制作用メカニズムの一因として、CCKが関与することがin vivoにおいて確認された。

[注①] 満腹ホルモン(cholecystokinin;CCK)

小腸において分泌される消化管ホルモンで、食事を引き金として分泌され、神経を介して満腹感を脳の満腹中枢に伝える満腹ホルモンと考えられてる。

[注②] CCK受容体遮断薬

CCKは、CCK受容体を介して満腹中枢に働きかける。CCK受容体遮断薬は、CCKとCCK受容体間の結合を阻害することで、CCKの満腹中枢への働きかけを抑制する。

2011年11月25日 13:04