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セティ、スポーツ向け新素材 レッドスピナッチエキス「オキシストーム」が好調

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セティ(株)が展開するレッドスピナッチエキス「オキシストーム」が好調だ。健康増進目的の運動志向の高まりを追い風にスポーツ系サプリメント用途の機能性素材としてのエビデンスを積み上げながら、拡販に成功している。

オキシストームは、赤ほうれん草から抽出したエキス末。葉野菜として南・東南アジア等で食用されるアマランサスというヒユ科ヒユ属の植物で、血管拡張に関与するとされる硝酸態窒素(NO??)を豊富に含有(9%以上)。エキス末は、アメリカではサプリメントなどに活用されている。

食事から摂取されたNO??は、生体内でNO産生の供給源となることが示唆されており、産生されたNOはその血管拡張作用により、激しい運動下での持久力・パフォーマンスの向上が期待されている。

最新の臨床データでもそうした機能を裏付ける結果が得られている。試験は健常な成人男女14名を対象(年齢23.7±3.2歳)に二重盲検クロスオーバー試験で実施。レッドスピナッチエキス1000㎎摂取群とマルトデキストリン1000㎎摂取のプラセボ群に分け、単回摂取。摂取後65~75分後に漸増負荷運動を開始し、運動前後の血中NO??、NO??、VT(換気性作業閾値)をそれぞれ測定した。

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その結果、プラセボ比で摂取後に血中NO??および換気性作業閾値(VT)が有意に増加した。VTは、運動強度を増していく時に有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点を、呼気中の二酸化炭素排出量または換気量から決定したものであり、全身持久力の指標の1つとなっている。このことから、レッドスピナッチ摂取により運動パフォーマンスの向上やより高い運動強度を可能にすることが期待される。

その他にも、体内動態や皮膚温上昇の試験も行われ、好結果が得られている。さらに、これまでの試験ではレッドスピナッチ摂取で血流改善が認められるなど、運動パフォーマンス向上につながるエビデンスが着々と積み上げられている。

同社では今後、こうしたエビデンスでその機能性を訴求しながら、スポーツ系サプリメント用途などを軸に、さらなる拡販を図っていく。

2018年07月01日 16:20