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美と娯楽の2大企業から生まれた携帯型美容ツール

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()ファンケル(神奈川県横浜市、成松義文社長)20091030日、()バンダイ(東京都台東区、上野和典社長)と共同開発した携帯型美容ツール「美肌鑑定」を1130日より発売することを発表した。全国の雑貨店、百貨店、量販店やバンダイ通販サイト「プレミアムバンダイ」、ファンケルウェブサイト、直営店舗で販売する。

 同製品は、楽しみながら素肌美を目指すための携帯型美容ツール。ファンケルの美肌作りのノウハウと玩具を通じ夢や感動を提供するバンダイの遺伝子が融合し、これまでにない実用的でユニークな美容玩具となっている。

 「ファンケルにとって化粧品事業は基幹事業。現在のコアユーザーは30代以上だが、どうすれば新しい層、特に若年層の開拓ができるかと模索する中で、この企画が動き出した。直接的に販促につながるものとは考えていないが、このツールを通じ、10代後半の層が素肌美に関心を持ち、ファンケルを知り、将来的に使ってもらえるようになればいいと考えている」と同社島田和幸取締役は話した。

 同社が20代後半の女性を対象に実施した調査では、スキンケア化粧品の利用率はほぼ100%。一方で、店頭などでの美容カウンセリングサービスの利用経験率は高校生で7%以下、20代前半層でも45%台だったことが判明。その理由について、「対面であることにプレッシャーを感じる」という声がもっとも多かったという。そうしたことから、同社では、同ツールにより、若年層の肌への関心の潜在ニーズを掘り起こせると期待する。

 バンダイの持つエンターテイメント要素が存分に詰まった同ツールは、質問に答え、センサー部を肌にあて肌水分量を計測し、それらから導き出した「肌値」を鑑定する“美肌鑑定”、環境情報を入力し肌水分量をチェックする“1分チェック”、90日分のデータを株式ニュース風に表示する“肌値チャート”、美肌鑑定で出たアドバイスを確認できる“美肌虎の巻”、自分以外の人の美肌鑑定ができる“美肌試し”の5つのモードがある。

 楽しさ満載のツールながら、美肌チェックの心臓部となる美肌センサーは、ファンケル総合研究所所有の水分測定器をベースに開発された本格派。肌水分量は実に100段階で表示する。測定後、キャラクターが美肌サポーターとして送るアドバイスもファンケルの肌作りのノウハウが活かされた実用的なものが蓄積されている。

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若年の化粧品ユーザーをターゲットとする同製品は、商品デザインやパッケージの開発に現役女子大生が参加。まさにユーザー目線から誕生しているだけに、キュートなピンク色のボディに化粧ポーチにも入るサイジングなど、若年層の生活シーンに違和感なく溶け込む、おしゃれ小物のようなテイストに仕上がっている。

 同社では今後、同ツールを、大学の学園祭などのイベントなどに絡め、ターゲットに向けたプロモーション活動も行っていく。税込の希望小売価格は3,570円。