新規抗うつ薬の効果は同程度-選択は副作用、費用などが検討事項に 【海外ニュース】

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新規抗うつ薬の効果は同程度-選択は副作用、費用などが検討事項に

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より新しい抗うつ薬はどれもほぼ同程度に有効であることが、新しい研究で示された。これはどの患者にどの薬剤が適切かという選択を、副作用や費用、患者の好みといった検討事項をもとに行うべきであることを示唆している。

米国では2005年時点で、約2,700万人が抗うつ薬を服用していた。これらの薬剤のほとんどは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドレナリン再摂取阻害薬(SNRI)および関連薬など、“第二世代”の薬剤である。

医学誌「Annals of Internal Medicine(内科学)」12月6日号に掲載された今回の分析は、主に米国医療研究品質局(AHRQ)の資金提供を受け実施されたもの。米テキサスA&Mヘルスサイエンスセンター精神医学臨床助教授のGerald Gartlehner氏らは、これまでに発表された1,000人以上の被験者を対象とした無作為化試験234件のデータをレビューした。

分析の結果、薬剤の有効性に差はないが、効果が現れる速度、副作用、生活の質(QOL)は異なっていた。例えば、SSRIのミルタザピン(商品名:レメロン)はfluoxetineフルオキセチン(Prozacプロザック)やセルトラリン(ジェイゾロフト)、パロキセチン(パキシル)などよりも速効性があり、Wellbutrinなどのジェネリック商品で知られるbupropionブプロピオンは、fluoxetineやセルトラリン、パロキセチン、エスシタロプラム(レクサプロ)よりも性的な有害作用が少ないという。

別の専門家は「費用や服薬用量も検討事項であるが、有効性が同様であることを考えれば、抗うつ薬の処方はまだほとんどが試行錯誤の段階である。今後の一連の研究により、最初に試みる薬剤に関するガイダンス、およびあるタイプの薬剤効果が得られなかった場合の次に選択すべき薬剤のガイドラインなどの提示が期待される」と述べている。(HealthDay News 12月5日)

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2011年12月14日 16:00 [治療]|[薬剤情報]
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