概日リズムと心臓突然死との関連を示す分子的機序が明らかに 【海外ニュース】

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概日リズムと心臓突然死との関連を示す分子的機序が明らかに

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概日リズム(サーカディアンリズム)と心臓突然死を関係付ける分子的なエビデンス(科学的根拠)が初めて示され、致死的な心臓障害の治療や予防のための新しい診断法および治療法につながる可能性が、新しい研究で示唆された。

心室性不整脈と呼ばれる異常な心調律(heart rhythm)が突然心臓死の最も一般的な原因であり、心臓突然死は心疾患の主要な死亡原因である。専門家は、心室性不整脈が朝の覚醒時に最も多く、夕刻に小さなピークがあることに以前から気づいていた。今回の知見は、その分子的機序に新しい洞察をもたらす可能性がある。

米ケース・ウェスタン・リザーブCase Western Reserve大学(オハイオ州)医学部内科助教授のDarwin Jeyaraj氏らによる今回の研究では、クリュッペル様因子(Kruppel-like factor 15;KLF15)と呼ばれる遺伝因子が身体の自然な概日リズムと心臓の電気的活動を結び付け、電気的活動を調節することが判明した。

KLF15が過少または過剰になると、心臓の電気的サイクルが喪失または崩壊し、不整脈リスクが大幅に増大する。例えば、心不全患者ではKLF15が少ないが、KLF15が多過ぎるとブルガダBrugada症候群と呼ばれる遺伝性の心調律障害患者に生じる心電図変化が認められる。今回の知見は心臓突然死の症例数減少につながる可能性があり、KLF15を増加させる薬剤を心不全患者に対し、特に心臓突然死が発生しやすい一日のある時点で投与することも可能になる。

Jeyaraj氏は「今回の研究により、これまで知られていなかった心臓の電気的不安定性の機序が同定された。これは、長年知られていた不整脈の昼夜の変動に対する洞察をもたらす」と述べている。研究結果は、英科学誌「Nature(ネイチャー)」3月1日号に掲載された。(HealthDay News 2月23日)

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2012年3月 8日 12:57 [医療全般]
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