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2011年トクホ市場規模はまたも減/日本健康・栄養食品協会

(財)日本健康・栄養食品協会(東京都新宿区、下田智久理事長)は2012年3月27日、2011年度の特定保健用食品(トクホ)の市場規模調査の結果を公表した。アンケートは2011年12月末時点で許可取得の品目数983を持つ企業180社を対象に行った。

市場規模は、前回比94.2%の5175億円。調査開始以来、はじめて減少した2009年の調査に引き続き、縮小した。

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用途別では、コレステロール、血圧、食物繊維、中性脂肪・体脂肪が前回より増加。特に血圧は、前回比117.6%と増加率が最も高かった。生活習慣病関連のニーズの増加などが追い風となったようだ。

販売経路別の市場構成では、スーパー、戸配、コンビニのトップ3が全体の8割強を占めるが、スーパー、コンビニの構成比は減少。代わって通信販売が、2007年以降じわじわと増加を続けている。ドラッグストアも店舗数の増加と並行し、着実に構成比を高めている。

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同協会では今回の調査結果を受け「震災の影響などもあり、慎重な消費行動が継続される中、売価が高めのトクホには一般食品の購入傾向、低格圧力も加わっていると考えられる」と2009年に続く、市場縮小を分析した。

2012年03月27日 17:57