HER2陽性進行乳癌(がん)に対し治験薬が有用性示す 【海外ニュース】

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HER2陽性進行乳癌(がん)に対し治験薬が有用性示す

20120611_w03.jpgHER2(ヒト上皮成長因子受容体2)陽性乳がん)患者を治療するためにデザインされた治験薬のtrastuzumab emtansine(T-DM1)を使用すると、標準療法よりも生存期間が改善されるとの研究報告が、米シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次集会で発表された。T-DM1は、分子標的薬のトラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と細胞毒性薬のemtansine (DM1)から成る複合体で、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受ける前に必要な最終段階(第3相試験)にある。

米デューク研究所(ノースカロライナ州)内科教授/放射線腫瘍学助教授のKimberly Blackwell氏らは、1,000人近くの患者にT-DM1、またはXLと呼ばれるカペシタビン(商品名:ゼローダ)とラパチニブ(同タイケルブ)の併用レジメンのいずれかによる治療を行った。被験者は疾患が増悪するか、副作用が管理不能になるまで割り付けられた治療を継続した。

2年後、T-DM1群では65.4%、XL群では47.5%が生存しており、無増悪生存期間(PFS)中央値はT-DM1群が9.6カ月、XL群が6.4カ月であった。血小板数減少などいくつかの副作用はT-DM1群に多くみられたが、全般的にこのレジメンの忍容性は良好であった。XL群のほうが下痢、胃のむかつきおよび発赤、手掌および足裏の腫張および疼痛の発現率が高かった。

Blackwell氏は「T-DM1は、HER2過剰発現が確認された転移乳に対して有効な承認済みの治療法よりも有意に優れていた。また、用量制限が必要な毒性がほとんどみられず、転移乳患者にとっては画期的である」と述べている。学会発表されたデータおよび結論は、ピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなす必要がある。(HealthDay News 6月3日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=665308
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2012年6月13日 10:25 [女性の健康]|[癌(がん)]
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