コーヒーが口腔癌の死亡リスクを低減 【海外ニュース】

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コーヒーが口腔癌の死亡リスクを低減

20121225_w01.jpg1日4杯以上コーヒーを飲む人は、口腔および咽頭で死亡するリスクが有意に低いことが、米国協会(ACS)の研究でわかった。研究結果は、「American Journal of Epidemiology」オンライン版に12月9日掲載された。「コーヒーは世界で最も広く飲まれている飲料の1つであり、の発生や進行を抑えると思われるさまざまな抗酸化物質、ポリフェノール、その他の生物活性物質が含まれている」と、研究の筆頭著者であるJanet Hildebrand氏は述べている。口腔・咽頭は世界で最も多いの10位以内に入っているという。

今回の研究では、米国協会が1982年に開始した予防に関する研究から、約100万人のデータを分析。カフェイン入りのコーヒー、カフェイン抜きのコーヒーか紅茶と、致死性の口腔の関連を検討した。研究開始時点での被験者はいなかったが、26年間に868人が口腔および咽頭で死亡した。

1日に4杯を超えるカフェイン入りコーヒーを飲む人は、口腔による死亡リスクが49%低いことが判明。性別や喫煙、飲酒の有無にかかわらず、コーヒーを飲む量が1杯増えるごとに口腔による死亡リスクの低下が認められたと、研究グループは述べている。さらに、1日に2杯を超えるカフェイン抜きのコーヒーでも同様の効果が得られる可能性が示唆されたが、有意差はわずかだった。口腔紅茶の間に関連はみられなかった。研究著者らは、コーヒーに口腔を予防する効果がみられる理由を解明するには、さらに研究を重ねる必要があるとしている。

この知見に対し、米ノースショア-LIJヘルスシステム(ニューヨーク州)のRobert Kelsch氏は、口腔、咽頭の多くにヒトパピローマウイルス(HPV)感染との関連が認められている点を指摘。この研究では「HPVによる口腔に対する効果については検討されていない」と付け加えている。また、今回の研究は死亡率についてのみ述べたものであり、カフェイン入りのコーヒーが発症を予防することを示唆するものではないと、同氏は述べている。米マウント・サイナイ医科大学(ニューヨーク)のMarshall Posner氏は、コーヒーを飲む人と飲まない人の行動的因子が影響している可能性もあると指摘している。

今回の研究ではコーヒー摂取と口腔・咽頭による死亡リスクの低下との関連が認められたが、因果関係は裏付けられていない。(HealthDay News 12月11日)


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2012年12月25日 12:00 [生活習慣病]|[癌(がん)]
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