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緑イ貝にアスピリンより強力とのエビデンス

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(株)サン・メディカ(東京都港区、白田正樹社長)は、緑イ貝粉末「グリコオメガ潤增vの取り扱いを開始した。エビデンスのある差別化可能な機能性原料として拡販する。

同素材は、不飽和脂肪酸が豊富で抗炎症効果などが期待できる緑イ貝の高品質粉末。同社ではすでにニュージーランド産「緑イ貝」原料各種(全体粉末、エキス粉末、オイル)を扱っており、堅調に推移している。

このほど供給スタートしたアロマ社製「グリコオメガ潤增vは、ニュージーランド、オタゴ大学・生体活性調査グループによる試験で、同濃度のアスピリンよりも強い抗炎症作用を示す結果を得ている。

実験では、100μg/ml、200μg/ml、400μg/mlの3種の濃度のグリコオメガの好中球のスーパーオキサイド産生の抑制活性をアス ピリンと比較。その結果ともに抗炎症作用を示し、グリコオメガは濃度100μg/mlの場合28%だった抑制作用が濃度400μg/mlでは72%に上 昇。一方、アスピリンではそれぞれ、13%、64%の抑制を記録した。

「関節対応素材として利用される緑イ貝ですが、ムコ多糖類(軟骨生成)の働きだけでなく、利用者にとって最も重要な(痛みをとる=抗炎症)のエビ デンスが明らかになったことでさらに優位性を得たといえます。グルコサミンなどが関節対応素材として一般に知られていますが、今後、そういったものとのコ ンビネーションも含め、差別化できる素材として提案していきたい」と同社。

緑イ貝は、ニュージーランドのみに生息するイガイ科の二枚貝で、ムール貝やカラス貝の仲間。原住民の間では食用にされており、「食べれば痛みが去 り、体に春が戻ってくる」という伝承歌があるほど、その薬効は古くから知られている。ペットサプリメント市場ではすでに大きなシェアと実績がある。医療の 現場では、リウマチ前の患者の痛み改善に興味が持たれており、サプリメントの活用も期待されている。

研究機関からの問い合わせも多く寄せられているといい、今後は「伝承素材」の域を超え、ますますの拡大が期待される関節痛素材市場で、エビデンスのある差別化可能な素材として注目されそうだ。

2009年01月16日 16:28