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世界に誇るナノ技術を駆使した化粧品を拡販

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ホソカワミクロン化粧品(発売元(株)ユノインターナショナル:大阪府豊中市、細川 祐季子社長)は独自のナノ技術を採用したコスメシリーズ 「Nano Crysphere」の卸展開を本格化する。すでに通信販売を中心に実績が出ており、店頭販売も順調に拡大しているが、2009年からはエステティックサ ロン、各種美容施設などへも積極展開する。

同製品は、同社が最先端のナノ粒子技術を駆使して開発した化粧品用機能性ナノパウダー”PLGAナノスフェア(PLGAナノ粒子)”を活用してい るのが最大の特徴。PLGAとは、体内に存在している成分(乳酸とグリコール酸)からできたポリマーで生体適合性、吸収性にすぐれ、生体内で分解・吸収さ れる安全性に優れた素材。この分解する特性を利用することで、肌の奥で長時間に渡り成分を放出することが出来る。この特性から医療分野では、DDS(ド ラッグデリバリーシステム)で大きく貢献。また、このPLGAは、内臓縫合手術糸などとしても用いられている。

肌への浸透性については、粒子の大きさもポイントとなるが、同パウダーの直径は大き過ぎもせず、小さ過ぎもしない最適といわれる平均200ナノ メートルに設計。粒子に内包した美肌成分を、肌の奥までしっかりと有効に運び込む。同素材を使った実験では従来技術のものより、際立って浸透性が高いこと が確認されている。また、同パウダーにビタミンCを封入し、真皮層へのビタミンC送達の速攻性と持続性を評価した実験では、同技術の場合、従来技術の10 倍の送達速度が確認され、持続時間では同技術が48時間以上におよんだのに対し、従来技術では7時間で消失する結果が出ている。

「ホソカワミクロンはもともと、多様な材料を粉に加工したり、粉に機能を与えうる粉体技術のリーディングカンパニーです。世界で初めてミクロン単位 の微粉砕を可能にし、化学工業の発展に貢献。そして国家プロジェクトの一環として医薬への生体適合性ナノパーティクルDDS(ドラッグデリバリーシステ ム)研究がスタート。4年ほど前からはその技術をさらに皮膚・美容科学分野へ応用できないものかと化粧品業界への参入となったわけです」とホソカワミクロ ン化粧品(発売元:ユノインターナショナル・SP事業部部長)の古屋敷治子氏。

このように全くの異業種からの化粧品業界参入となった同社は、世界に誇るナノ粒子技術を訴求しながら自社ネット販売などで化粧品の販売を展開。徐 々にその裾野を広げてきた。ラインナップは充実しており、美肌、エイジングケアの「プライムシリーズ」、保湿、エイジングケアの「グランクリュシリー ズ」、敏感肌のための「センシティブシリーズ」と肌の状態や目的別にラインを揃える。

利用者からは「使用感がよく、翌日の肌触りが違う」、「シミが薄くなった」など従来の化粧品との違いを実感する声が多く寄せられているという。特 に昨春発売されたプレストパウダータイプの美容液(7,350円=10.5g)は、いままでになかった感触で高い評価を受けている。

税込の価格はプライムシリーズの美容液が9,450円(12ml)~、グランクリュシリーズの美容液が15,750円(12ml)~、センシティブシリーズの美容液が1万1,550円(18ml)~。

2009年01月19日 16:33