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2年連続経産大臣賞に

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全日本シール印刷協同組合連合会(小宮山光男会長、以下全日シール連)が主催する「第19回シール・ラベルコンテスト」で、精英堂印刷(山形県米沢市)が2年連続、3度目となる「経済産業大臣賞」を受賞した。今回も前回同様、組合員・会友51社、110作品の応募の中から選ばれた。

最高の栄誉である大臣賞を受賞した作品は「夢飛行」。ホイル紙を基材にし、同社が得意とする“水なしオフセット印刷”で、銀の額縁、その中に月と女性の横顔、ニューヨークの夜景と水面に映るその街並み、そして額縁の中から飛び出すプロペラ飛行機と鳥、そして万年筆。作品は、それら独立した画像を合成してデザインしたもので、それぞれに高度な印刷加工技術を駆使している。高演色インキにFMスクリーンの手法を使っている。例えば、横顔の女性はモノクロのような色合いだが、実際には4色(CMYK)で印刷している。額縁もリオトーンで表現。

新たな技法として、プロペラ飛行機と鳥、さらに万年筆は、同社が独自に確立した新しい浮き出し技法「イージーエンボス」(仮称)を使った。従来の浮き出し技法のほぼ半分のコストで加工ができるというのが、最大の特長だ。

表彰式は、10月16日に名古屋市中区・栄の名古屋東急ホテルで開催された全日シール連主催の「第51回年次大会・名古屋大会」の式典の中で行われた。

ちなみに、精英堂は東北シール印刷協同組合(渡邉正昭理事長)に所属し、「シール・ラベルコンテスト」では、第15回から5年連続で同組合の組合員が「経済産業大臣賞」を受賞し、そのうち精英堂印刷が3回受賞している。

2009年10月22日 10:39