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2009年のヒット商品第1位はアノ製品

日経BP社「日経トレンディ」は、同誌が選ぶ「2009年ヒット商品ベスト30」を2009112日、都内で発表した。今年の第1位にはホンダ「インサイト」&トヨタ「プリウス」のハイブリッド(HV)車が選出された。健康美容関連では、ベスト10に抗インフルエンザグッズ(4)、ウーノ「フォグバー」(7)がランクインした。

 

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100年に一度の不況真っ只中で「売れた」栄えある製品には、2HV車が選ばれた。以下、2位にキリンのノンアルコールビール「フリー」、3位には「ドラゴンクエストIX」、4位「抗インフルエンザグッズ」、5位「国宝 阿修羅展」と続いた。

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 同誌渡辺敦美編集長は「歴史を振り返るとどんな不況でもヒット商品は存在する。今年選ばれた製品は、売れない時代に売れたすごく頑張った商品。全体としていえることは、商品力の素晴らしさもそうだが、エコポイントや1000円高速、インフルエンザなど国策や特需に乗ったヒットが多かったのが今年の特徴」と分析した。

健康美容関連では新概念商品がヒット

健康美容関連商品では、ベスト30にランコムの電動マスカラ「オシィラシオン」(13)、花王「ブローネ 泡カラー」(21)、大正製薬の男性用発毛剤「リアップX5(28)がランクインした。このジャンルでは、インフルエンザ関連グッズを除けば、従来にない機能や概念が取り入れられた商品が、消費者のニーズにうまくマッチし、ヒットにつながったようだ。

 また、同時に発表された2010年ヒット予測ランキングは、ベスト3が1位「2万円機能性テレビ」、2位「アーバン産直マルシェ」、3位「低価格クラウドPC」となった。健康美容関連では、5位に脳波センサーを利用した商品展開の広がりが期待される「脳波トイ」、19位に「24時間対応ファンデーション」が選ばれた。

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 「ヒット商品ベスト30」は、同誌が1987年の創刊以来誌上掲載してきた売れ筋ランキングで、「売れ行き」、「新規制」、「市場創出性」、「影響力」からヒットの度合いを評価し、独自にランク付けを行う企画。「2010年ヒット予測ランキング」は、200910月から2010年にかけて登場する製品やサービス、施設についての情報を収集し、「新しい市場」、「売れる」、「生活の変化」、「追随商品」の4項目を基準に業界への影響度や消費者へのインパクトなどを考慮し、同誌が総合的に評価する企画。毎年、今年を振り返りつつ、今後のトレンドを占うものとして注目を集めている。

 

なお、同ランキングの詳細が掲載される「日経トレンディ12月号」は114日に発売される(650)