プラスワンテクノ(福岡県北九州市)は、計数機能を搭載したパイプフィーダー式自動計量装置「個数カウント付きプチスケール」を開発した。
同機は従来より定評のある計量装置にカウント(計数)機能を一体化したパイプフィーダー式自動計量システムの新製品。一台で錠剤などの個数と重量の計測が高精度で処理できるとし、厳格な計数管理が要求される製薬業界向けを中心に拡販を展開していく。
主な仕組みは特殊部品を取り付けたパイプの先端から錠剤などを1個ずつ取り出しセンサーの遮光によって計数する。本体にはロードセル(荷重変換機)を搭載。ワークの重量を計量し、重量から個数を判断できる。厳格な個数管理が求められるインスタント麺の具材やサプリメントといった錠剤の計数・計量工程で優れた機能性を発揮する。
操作はタッチパネルにより、オペレーターは簡単設定で一連の作業が実行できる。このほかオプションでデータ管理機能などを用意する。パソコンとLAN接続しリアルタイムで計量値のサンプリングなどが可能。データは時刻情報とともにファイルに保存され市販の表計算ソフトなどで簡単に編集できる。
1996年創業の同社。各種計量・計測装置を主力とし、これまで大手食品メーカーをはじめ製薬企業といった非食品分野まで幅広い方面で評価を獲得している。