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化粧品生産設備のレンタルサービスを開始

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(株)三信精機(東京都大田区、渡辺慶征社長)は2010年4月中旬より、化粧品生産設備のレンタルサービスを開始する。業界では初の試みとなる。

同サービスは、同社の主力であるメイクアップ用化粧品等の生産機器をレンタルするもの。現場のニーズや経済状況を鑑み、販促活動の一環として導入する。

「今の経済状況では、企業はやはり設備の新たな導入は控えぎみの傾向にあります。とはいっても繁忙期などに限れば、設備増強したいなどのニーズはある。そこで、機器を提供するレンタルサービスの開始を決めました。利用する企業にとっては資産ではなく経費として計上できるメリットがある。また、弊社にとっては、実際に使ってもらい製品のクオリティを分かってもらえるメリットもある。」と同社統括部長の斉藤与志行氏は経緯を明かす。

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昨今の景気低迷で、生産現場では設備投資が滞っている。新たな設備を導入しても、稼動日数が少なくてはコストに見合わず、どうしても既存設備でまかなうことになる。そこで同社では、コスト負担を最小限に抑えるため、必要なときだけ使ってもらうレンタルサービスに着眼した。

サービス開始にあたっては、輸送面などを考慮し、サイズを選別。さらに故障やトラブルリスクを低減するため、副資材などを取り寄せての事前チェックを行い、加えてできるだけシンプルな機能の機器をピックアップした。チューブパンクチェッカー、高粘度充填機、ラベルカウンター、ケーキ皿クリーナーなどが、レンタルに対応する。

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費用は1週間4万9000円からで、利用期間、機器の種類等によって変動する。別途保険も対応可。長期利用割引もある。基本的には、同社の所在地である関東圏内が対象エリアとなる。同社では、社屋内でレンタル対応機器の展示も行っており、実機のデモンストレーションも可能。

同社では、レンタルサービスによる売上20%増を見込む。レンタルにともない企業の仕様に見合ったカスタマイズされた機器の販売も視野に入れている。