薬局・薬店向け医薬品、 健康食品の製造、 販売などを展開する日水製薬 (本社∥東京台東区、 佐々義廣社長) は、 自然基礎化粧品メーカーであるリスブラン (港区高輪、 山本寛社長) を買収し、 化粧品市場に参入することを発表した。
同社は、 買収の背景について、 「OTC医薬品の事業環境が厳しさを増す中、 地域に密着した薬局・薬店・ドラッグストアを通じた医薬品や健康食品の販売と、 それに関わる情報提供といった企業価値を見出し、 成長戦略を実践していくためには、 従来からの取扱商品に加えて、 自然基礎化粧品など付加価値の高い商品の導入やサービスの充実が不可欠だった」 ことを明らかにしている。
リスブランは、 1978年8月に設立され、 人間の本来持っている自然の美しさを取り戻す基礎化粧品、 医薬部外品、 石鹸類等を製造。 北関東、 南関東、 中部、 関西、 九州にある5つの販売子会社を通じて商品を販売している。
2009年6月期の業績は、 売上高が前期比0・2%増の7億100万円、 営業利益が10・0%増の8800万円、 経常利益が15・0%増の1億1500万円、 純利益が14・7%増の7000万円となっている。