岐阜プラスチック工業(TECCELL営業部=東京都千代田区)は、高強度・超軽量材料をうたったハニカム構造体のプラスチック製パネル「TECCELL(テクセル)」の物流資材用途の規格品を開発し、本格発売した。
同素材は、自動車(完成車)、自動車部品、住宅設備、建材・家具などの幅広いメーカーから引き合いを得ているという。その理由は前述の高強度、超軽量という特性に加え、省資源性、3‐D加工適性、アルミ・スチール等の他素材とコンポジット化が可能な特長を評価しているからという。
今回、物流資材の規格品を開発した経緯を同社では「インジェクションのような高価な金型が不要で、一品一様のものが作れるという特長が評価され、幅広い用途でのご要望をいただき、そのご要望に従いさまざまな物流資材を製作してまいりました」としている。
実際、売上計画に対して着実に実績を積み上げていることから、今年度の売り上げを10億円、5年後に50億円を見込む。