NPO法人日本エステティック機構(東京都千代田区、奥野貴司理事長)は2010年6月22日、都内で「第6回 通常総会」を開催した。
最初に奥野理事長があいさつ。昨年末に発表していた同機構3番目のエステティック認証事業となる「エステティシャン試験制度に対する認証」事業において、日本エステティック振興協議会を中心に今年11月実施予定の業界統一「センター試験」に向け、認証第一号を目指し、その準備を進めていることを報告した。
「業界は依然、負の要素が多く先行き不透明だが、エステティシャン試験制度に対する認証事業のスタートで、サロン認証、機器認証とあわせ、ようやく定款記載の3つの認証事業が揃う。今後はさらなる業界の健全化、そして消費者の安心・安全の確保に貢献したい」と奥野理事長は力を込めた。
同機構のエステティック認証事業開始から2年での認証件数は、累計でエステティックサロン認証が363サロン、エステティック機器認証が3機種の付与となっているが、これは昨年掲げた数値目標の半分ほど。全体でみるとほんの一握りに過ぎず、認知度の向上が課題となっている。
同機構では、さらなる啓蒙活動や3つ揃う認証事業の積極推進などで今年度のサロン認証は250件、エステティック機器認証は30機種、試験制度認証では受験者1000人を目標に掲げた。