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“シミの連鎖”断ち切るという着想の美白美容液がヒット

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(株)ポーラ(東京都品川区、鈴木弘樹社長)より今年新発売となった部分用美白美容液『ホワイトショット クリアセラム』および美肌サプリ『ホワイトショット インナーロック』が好調に売り上げを伸ばしている。上市直後には2週間で2アイテム合わせて7万5,000個の売り上げを記録、シミに対する新たなアプローチにも注目が集まっている。

医薬部外品である同美容液には、ポーラが10年の歳月をかけて開発、1988年に美白有効成分として厚労省に認可された“ルシノール®”(4-n-ブチルレゾルシン)が配合されている。同じく独自に開発した“C-RNAエキス”(桃、スターフルーツの葉から抽出)のほか、“ビタミンC誘導体”、メラニンの生成に大きな関係性が指摘されている“肌のpHバランス”に着目した保湿成分“ショウキョウエキス”など複数の成分の効果が期待でき、美白の体感度も高いという。

薬用成分が十二分に作用するための仕組みも、他社とは一線を画するものだ。たとえばメラニンはチロシンと受容体の酵素チロシナーゼと合体することで生まれるが、“ルシノール®”はチロシナーゼと合体してそのかぎ穴を塞ぎ、チロシンをブロックすると考えられている。このチロシナーゼ活性阻害効果はアルブチンなどの成分と比較しても優れているという臨床データもあり、同社ではこの働きを「メラニンロック」と名づけ商品の特長としてアピールしている。

また本製品に活かされている理論で、昨年秋同社のグループ企業であるポーラ化成工業(株)が日本生薬学会でも発表した、「メラニンの“負のスパイラル”を改善する作用」もシミに対する新しいアプローチとして注目されている。表皮細胞(ケラチノサイト)を遺伝子レベルで分析することにより、“居座るメラニン”特有の色素沈着メカニズムを解明、メラニンの生成を促す因子である「メラノサイト刺激ホルモン」の発生の元となるRNA(遺伝子からのシグナル)が、メラニンが蓄積している基底細胞から大量に発生していることがわかったという。

さらにメラニンを含む表皮細胞は細胞活性が低下、こうした仕組みによりいったんシミができてしまうとたとえ紫外線を浴びなくても、「メラノサイトの刺激継続」および「ターンオーバーの遅延」が重なり、メラニンの“負のスパイラル”に陥ってしまう(下図参照)。

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資料提供:(株)ポーラ

こうしたメカニズムに着目した同社の製品は発売以来高リピートとなっており、同時発売された美肌訴求のサプリメント『ホワイトショット インナーロック』(フラバンジェノール®を高濃度抽出した独自成分「SGフラバンジェノール®」配合)ともどもヒット。紫外線の脅威にさらされるこれからの季節、美白の強力な味方となりそうだ。

『ホワイトショット クリアセラム』レギュラーサイズ(20g)・税込12,600円。ジュニアサイズ(10g)・税込6,825円。『ホワイトショット インナーロック』本体(60粒)・税込6,300円。リフィル(180粒)・税込16,800円。

2011年05月26日 15:36