(株)NTTドコモ(以下「ドコモ」)の関連会社であるウェザー・サービス(株)(本社千葉県成田市、代表取締役社長:横田匡彦)は、2011年10月18日より、クサ花粉の飛散情報を、ドコモの協力を得て試験的に配信スタートする。
ドコモがこれまで全国2,500ヶ所に設置してきた環境センサーネットワーク*1の花粉センサで捕捉したクサ花粉の飛散情報を活用する。
今回、全国規模で配信する「クサ花粉情報」は、日本全国に自生する雑草「ブタクサ」の花粉情報。その患者数は、スギ・ヒノキ花粉症に次ぐ多さと言われ、平成19年の東京都疫学調査による抗体陽性率は15.7%となっている。
配信データは、前日のリアルタイム花粉濃度を24時間分捕捉した集計値にドコモとウェザー・サービスの共同開発による独自補正処理を行い、「ブタクサ花粉空中濃度」として、6段階で表示する。
合わせて、秋のクサ花粉に悩むユーザーにその症状をアンケート形式で入力してもらい、センサ取得データとの相関を検証。配信データの精度向上を図る。
同サービスの配信に対応するのは、従来型携帯電話、iPhoneやandroid等のスマートフォン端末。利用料金は情報料無料で別途、パケット通信料が必要となる。
URL:http://pollabo.otenki.co.jp/
※1「環境センサーネットワークシステム(Environmental Sensor Network)」はドコモが全国に設置している携帯電話の基地局や自社設備に構築した大気中の情報を計測する各種センサのネットワーク。