化粧品処方解説本「化粧品開発のための処方の基礎と実践」(岩田宏 著)がこのほど発売された。化粧品業界で技術指導を行うなど、化粧品を熟知する著者が、そのノウハウをぎっしりと詰め込んだ。
構成は、「化粧品の処方開発にあたって」から始まり、「化粧品の原料」、「エマルジョン」、「乳化」、「化粧品の使用感」など。「化粧品の処方の組み方」の項では、シャンプー、リンス、スキンクリーム、化粧水などの処方の組み方を解説する。
さらに処方一覧では、化粧石けん、クレンジングシャンプー、リンス、化粧水などサンプル作成にそのまま使用できる80もの事例を公開。その内容は、例えばリンスひとつをとっても「すべるタイプ」、「サラサラタイプ」「ハードタイプ」などバリエーションも豊富でまさに化粧品製造のバイブルといえるものとなっている。
著者の岩田氏は、化粧品原料メーカーを経て,化粧品コンサルタント会社に勤務。現在は,化粧品サンプル受託,OEM,コンサルタントの専門会社である株式会社恵理化を設立し,代表を務める。これまでに国内外20数社の化粧品会社の顧問を歴任し,約1500シリーズもの化粧品処方およびサンプルを作成。関連する研修・技術指導を年に50回こなす。
税込の価格は6万8,250円(B5判=200ページ)