（株）ファンケルは、2013年6月1日付で組織変更及び人事異動を実施することを発表した。理由について、同社では「営業機能の強化ならびに海外事業の強化を主目的とし、本年4 月よりスタートした中期三ヵ年経営計画の着実な実行を目指す」としている。
＜組織変更の主な内容＞
(1) 営業本部およびカスタマーリレーション本部の統合・再編
中期三ヵ年経営計画の各事業戦略を踏まえ、チャネルシームレスなマーケティング活動を推進する機能を強化し、さらにパーソナルな個客対応をより迅速に効率よく進めるため、営業本部にカスタマーリレーション本部を統合し、機能を再編する。
「営業本部」の直下には、営業本部のスタッフ機能である「営業戦略室」を配置し、各販売チャネルの企画制作ならびに管理機能を集約する。
(2) 海外事業本部の新設
グローバルでFANCL ブランドを統一し、世界各国の事業戦略立案、統括を図るため、「海外事業本部」を新設する。また直下には、海外事業全体の統括・運営ならびに海外戦略の立案・推進を担う「海外営業部」「海外戦略部」を新設する。
(3) 管理本部の再編
法務機能を「総務部」へ移管。「法務部」を「品質保証部」へ名称変更し、ファンケルグループ全体の品質
保証および薬事統括機能の強化を図る。
(4) 教育機能の強化
「ファンケル大学」を新設し、「ファンケルらしさ」を体現するための理念教育を含む全従業員に対する教育全般の責任を持ち、接客・美容・健康のスキル向上による専門家集団の育成と、次世代の経営層を育成する教育を一括して実施する。
(5) 研究開発機能の強化
・総合研究所配下に、「食品研究所」「流通・OEM商品開発室」「パーソナルコスメ開発室」を新設するとともに、現「安全性品質研究センター」にアンチエイジング化粧品の研究機能を加え、「アドバンスドリサーチセンター」に改編し、新たな事業戦略の推進に向けた研究開発機能を強化する。
(6) 本社機能の強化
・管理本部を「グループサポートセンター」と改称し、事業開発推進本部の配下にあったグループ事業戦略部の機能を移設。グループ全体の本社機能を強化する。
内容詳細（組織変更、人事異動） 株式会社ファンケル 2013年2月14日発表
http://www.fancl.jp/company/news/pdf/20130214_soshikihenko_andjinji.pdf
