スプーン1杯のヨーグルト生活で健康キープ! 2013年5月8日、都内でヨーグルトスプーン1杯分の摂取で健康ライフを送るイベントが開催された。
ヨーグルトが健康にいいことは広く知られている。だが、多くの人が“たくさん食べれば食べるほどよい”思っているのではないだろうか。美容と健康のために毎日ヨーグルトを食べているという道端アンジェリカでさえ、「たくさん食べるだけいいと思っていた」と告白している。
では、実際どうなのか。森永乳業が行った実験がある。30gと100gのヨーグルトを摂取した場合、どちらに便秘や下痢などの改善効果がみられるか、というのものだ。試験は、便秘傾向者30人、下痢傾向者29人それぞれに対し、30gもしくは100gのヨーグルトを4週間の摂取期間で行われた。
その結果、30g摂取、100g摂取どちらの群でも、摂取開始1週間後から排便回数と便秘において、優位な改善が確認された。下痢の改善効果においてもほぼ同様の結果が得られた。つまり、これまで確認されていた100gのヨーグルト摂取による健康効果に加え、さらにわずか30gでもその効果が期待できることが分かった。
森永乳業食品基盤研究所生物機能研究部主任研究員の小巻田俊孝氏は「試験の結果から、ビフィズス菌BB536を含むヨーグルトは30gと少量でも便秘傾向者、下痢傾向者双方の排便回数と便性を十分改善させる整調作用が確認されました」とワンスプーンでのビフィズス菌BB536入りヨーグルト摂取で健康効果が期待できるとした。
この日は、ヨーグルトワンスプーン生活を実施する上で参考となるレシピも公開され、イベントに参加した水道橋博士は道端とともに特製ドレッシングを調理&試食。「ヨーグルトはてっきりデザートだと思っていたけど、こんなに簡単でおいしく作れるなら毎日食べたい」とワンスプーン生活を実践することを宣言した。
ヨーグルト市場は、健康志向の高まりを受け、堅調に推移しているが、摂取層に格差がある。そうしたことから、より広い層に手軽にヨーグルトを摂取してもらう目的で、今回のイベントが企画された。